2008年07月30日
日本の匠
ゲスト:パイプオルガン製作の匠 松崎譲二さん
松崎譲二(まつざき じょうじ)さんは、千葉県千葉市のお生まれで、現在、62歳。もともと輸入楽器を扱う会社の営業マンだった松崎さんは、パイプオルガンの魅力に触れ、1970年にドイツに渡り、パイプオルガン製作の修行をされます。
そして、7年間の修行を経て、ドイツの親方資格試験、マイスター試験に見事、合格。帰国後は、相棒の中里威(なかざと たけし)さんとともに、町田市に、パイプオルガン工房「マナ オルゲル バウ」設立。
松崎さんは、整音・調律を担当され、これまで、全国の教会やクラシックコンサートホールなどの、パイプオルガンの製作、修復を手掛けられています。
日本のパイプオルガンの工房は、会社だと「マナ オルゲル バウ」を含めて、4社。個人の製作者をあわせても10社くらいしかないそうです。
実はいま、パイプオルガンの需要は多く、ライバルはドイツなどの海外の会社なんだそうです。
パイプオルガンは、バラバラで現地に運び、組み立てます。その組立が3~4週間くらいかかり、それが終わったら、1週間かけて整音の作業があるそうです。
松崎さんの工房のパイプオルガン作りは、だいたい、半年に、1台のペース。
平均的なパイプオルガンは、2000万円~3000万円するそうです。
「マナ オルゲル バウ」のHPはこちらから
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2008年07月30日 12:09