2008年07月02日
日本の匠
ゲスト:すだれ作りの匠 田中耕太郎さん
田中耕太朗(たなか こうたろう)さんは、東京・浅草のお生まれで、44歳。
台東区千束(せんぞく)にある明治初年創業「江戸すだれ」の老舗、「田中製簾所(たなかせいれんしょ)」の5代目で、東京都伝統工芸士でもあります。
伝統に培われた高い技術と現代の生活にもマッチしたデザインの「江戸すだれ」を作り続け、各界で高い評価を得ています。
「江戸すだれ」の特色は、竹、萩、御業(ゴギョウ)、蒲(がま)、よしなどの 天然素材の味わいをそのまま生かしているところにあります。材料の吟味から仕上げまで、一貫した手作りで仕上げ。
また、「すだれ」を編む作業では、特殊な台を使って編むそうですが、糸が緩いと壊れやすく、強すぎると間が狭くて風が通らない。「いい加減さ」という柔軟さが大切なんだそうです。
近頃は、ランチョンマットにしたり、タペストリー風にインテリアとして使ったり、生活の彩りとして使われることもしばしば。
外国のお客さんも多く、海外へ「江戸すだれ」を送ることもあるそうです。
「田中製簾所(たなかせいれんしょ)」のHPはこちら!
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2008年07月02日 12:54