2008年06月25日
日本の匠
ゲスト:映画タイトルデザインの匠 赤松陽構造さん
松陽構造(あかまつ ひこぞう)さんは、1948年、東京都中野
区生まれの59歳。
1970年代から、数多くの映画タイトルデザインを手掛けてこられ、日本映画界を代表するタイトルデザイナーとして、ご活躍中です。現在は、株式会社日映美術(にちえいびじゅつ)の代表取締役でもあります。
日本映画ファンの方は赤松さんのことを知らなくても、そのタイトルの文字は、必ず見覚えがあるはずです。
「象の背中」「どろろ」「13階段」「それでもボクはやってない」「スウィングガールズ」「ウォーターボーイズ」「うなぎ」など。世界のキタノ~北野武監督の作品も数多く手掛けられています。
「13階段」では、現場のスタッフとの共同作業で、東映のスタジオに階段のミニチュアを作って、そこにスライドを投影して、撮影。
階段にタイトルの「13階段」が浮かび上がります。
現在、タイトルデザインは、コンピューターを使えば、簡単にできるそうですが、赤松さんの題字は、すべて手書き。その味わい深い作品は、多くの監督から信頼を寄せられています。
ちなみに、赤松さんがタイトルデザインの道に進んだのは、ニュース映画やテレビの「月光仮面」などの題字の仕事をしていたお父様が亡くなり、急遽、跡を継ぐことになったからだそうです。
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2008年06月25日 11:58