2008年06月18日
日本の匠
ゲスト:紙芝居の匠 梅田佳声さん
梅田佳声(うめだ かせい)さんは、1928年(昭和3年)、東京生まれの80歳。
52歳から紙芝居師としての道を歩まれ、1995年に、約600枚、
上演時間3時間という長編紙芝居「猫三味線」を上演されて、
各界から高く評価されました。
戦後間もなく、役者を志した梅田さんは、1948年に、長谷川一夫主宰の実技研究所に入所。
その後、梅田弘の芸名で、多摩川園歌劇団、デン助劇団などで舞台に立ちます。
その後、サラリーマン人生を送っていたのですが、27年前、下町風俗資料館に、
昔の紙芝居自転車がポツンと展示されてあったのを見て、
紙芝居をやってみたいと思い立ったそうです。
そして、他の紙芝居師と作品を交換し合うなか、1992年に「猫三味線」に行き当たります。
全56巻、飼い猫が主人の仇に、復讐する怪談。
600枚近くあるセリフを1週間で書きなおし、95年の夏に前篇・後篇にわけて初上演。
3年後には、3時間通しで上演。
これまで、25回の公演を重ねています。
梅田佳声さんの長編紙芝居「猫三味線」は、
DVDは、エースデュースエンタテイメントより発売中。
また、台東区上野の下町風俗資料館で、毎月第一日曜日に、紙芝居を上演されています。
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2008年06月18日 12:28