2008年01月09日
日本の匠
ゲスト:江戸凧作りの匠 志村康夫(しむら やすお)さん
志村さんは、東京都北区のご出身で現在、59歳。
本業のレタリングのかたわら、いまから27年前、歌川派の江戸凧の絵師・橋本禎造(はしもと ていぞう)名人と出会い、江戸凧の創作活動を開始。
武者絵などの特徴をもつ歌川派の凧絵師となり、世界凧大会では、グランプリも獲得されています。
江戸凧の作り方は、紙貼り→下図描き→色入れ→骨組み→
糸付けの順。もっとも大事な作業は凧絵描き。
また、志村さんの江戸凧作りのこだわりは、空に揚がらなければ、凧ではない!というもの。
凧を空に揚げるのは、かなり難しい作業で、最後の調整、竹の削り方では、髪の毛1本の削りが、凧揚げに影響するそうです。
そんな凧揚げの究極は、強い風を受けても青空に額縁を打ちつけた
ように、ピタリと動かない姿なんだそうです。
現在、志村さんは、凧作りの講習会を開いて、3人が免許皆伝。
24歳の若手も育っているそうです。
志村さんのHPはこちら!
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2008年01月09日 12:05