« 野村コンサルタント |
メイン
| 家族旅行 »
2007年11月28日
日本の匠
ゲスト:黄楊櫛作りの匠 竹内勉(たけうち つとむ)さん
竹内勉さんは、東京生まれの65歳。
台東区上野、不忍池の前に、お店を構える黄楊櫛(つげぐし)の老舗「十三や(じゅうさんや)」の、14代目店主です。
昔から高級品である黄楊櫛(つげぐし)を、およそ半世紀に渡り、作り続けていらっしゃいます。
屋号の「十三や」は、「九」と「四」では縁起が悪い。それなら、九と四をたして、十三としちまえと、洒落で生まれたものです。
黄楊櫛は、静電気を起こさず、毛根を刺激する形状で、髪に艶を与
え、髪のクセにも馴染み、また、黄楊櫛は色艶が非常に美しく、
黄色くてなめらかになるそうです。
黄楊櫛の材料となる「黄楊(つげ)」は、ツゲ科の常緑低木で、櫛の材料として珍重されています。特に、鹿児島県の指宿、池田湖周辺、伊豆七島の利島(りしま)、三宅島などの産地のものが最上とされ、竹内さんは、鹿児島産の黄楊にこだわっているそうです。
竹内さんの後継者は、息子さんで、15代目。そのあともお孫さんが継ぐかもしれません。
●上野「十三や」
TEL 03-3831-3238
投稿者 ごぜんさまスタッフ : 2007年11月28日 11:48