2006年11月22日
11月22日(水) くにまる音楽温泉
◇本日のお言葉◇
「たやすきものは人の世にして、あなどるまじきも此の人の世なり」 樋口一葉
世の中は、時にたやすく思われるものだけれど、また、決してあなどってはいけないものでもある…現代語にすると、こんな意味になるでしょうか。
たとえば、ある日突然、万馬券が的中、それも1本ではなく2本も3本も当たってしまう。
「もしかしたら俺には競馬の才能があるのでは?」これが翌週も続くと、「俺には競馬の才能がある!」となりまして、 家庭も顧みずひたすら馬券を買い続けるようになる。すると、あんなに簡単に的中していた馬券が不思議なことにまったく当たらなくなって、あっと言う間に一文無し…。
これは極端な例ですが、仕事でも何でもこんなことチョロイもんだと適当にこなしていると、そのうち手痛い「しっぺ返し」を食う。これは、多くの皆さん、経験のあることではないかと思います。
◇本日の曲◇
「ドント節/ハナ肇とクレイジーキャッツ」
世の中、不思議なことに、一生、どんなことでも適当にこなし続けて、何の苦労もなくスイスイと生きていく人を、ときどき見かけることもあります。たとえば、ハナ肇とクレイジーキャッツの「ドント節」の主人公など、もし一葉女史が存命だったら、どう思ったことでしょう。
投稿者 joqr : 2006年11月22日 12:00