2006年10月04日
10月4日(水) くにまる音楽温泉
◇本日のお言葉◇
「第一に必要なるものは大胆、
第二に必要なるものも大胆、第三に必要なるものも大胆なり。」 キケロ
以前もこの時間で取り上げたことのあるキケロは、ジュリアス・シーザーの政敵であり、哲学者、また「雄弁家」としても知られる人物です。大勢の前で、マイクやスピーカーなど使わず、朗々としたよく通る声でまるで歌い上げるように演説を行い、自分の説を納得させたというこのキケロ。現代イタリア語では「チチェローネ」と呼ばれていて、実はこの言葉は、普通名詞としての意味は、「名所旧跡の案内人、観光ガイド」。キケロのように、まことしやかに語り、客を納得させる人…といったニュアンスなのでしょう。
「雄弁家キケロ」といえば、片方の肩にだけかかったガウンのような服を着た、重厚なイメージの人を思い浮かべますが、「観光ガイド・チチェローネ」だと、口が達者な典型的なイタリア人のイメージが浮かびます。もしかしたら、キケロという人も、やたらとしゃべりまくる、ワインやピッツァが大好きな、情熱的なイタリア男だったのかもしれませんね。
◇本日の曲◇
「どうにもとまらない/山本リンダ」
1972年(昭和47年)夏の大ヒット、山本リンダの「どうにもとまらない」は、可憐な少女だった彼女が、ヘソ出しルックでイメチェン、現在に繋がる人気を獲得した記念すべき曲です。
投稿者 joqr : 2006年10月04日 12:10