2006年10月31日
10月31日(火) くにまる音楽温泉
◇本日のお言葉◇
「人に何かを教えることはできない。
ただその人が、自分で気づくことの手助けができるだけだ」 ガリレオ・ガリレイ
教師によるいじめ、また安倍新首相による教育基本法改正の動きなど、「教育」についてのニュースが連日伝えられています。そんな中、この言葉はじっくり噛みしめたいですね。
確かに、子供にいくら「勉強しろ」といったところで、本人がその気にならなければどうにもならないのは、皆さんご存じの通り。何かを教えたいと思ったら、それをストレートに言ってもあまり効果は期待できない。「どうすれば本人が気づくのか」を考えなければならない…というわけです。
先生たちはもちろんですが、我々、親としても、日頃から心掛けておきたいことです。
この言葉の主は、「それでも地球は動く」という名セリフでおなじみ、16世紀から17世紀にかけ活躍したイタリアの天文学者、そして物理学者、哲学者でもあったガリレオ・ガリレイ。地動説を
主張し、教会の権威に従うことを拒絶して、異端審問にかけられたという筋金入りの科学者です。裁判で有罪となり、晩年は軟禁生活を余儀なくされたガリレオ。彼にとって、教会関係者たちに(地動説の正しさを)「どうやって気づかせればいいのか」は、本当に切実な問題だったことでしょう。
◇本日の曲◇
「学生時代/ペギー葉山」
1964年(昭和39年)の大ヒット、ペギー葉山の「学生時代」で歌われているのは、彼女の母校、青山学院の情景だそうです。
投稿者 joqr : 2006年10月31日 12:00