2012年12月24日

12月24日(月)~28日(金)放送分

今週は高校生の環境活動についてご紹介します。

宮城県農業高等学校

自然エネルギーとLEDを用いたハイブリッド型栽培の研究を行っているそうです。
ビニールハウスにソーラーパネル3台を設置。

リーフレタスをテスト栽培した結果、栽培2週間目で『太陽光のみ』は13.8ミリ。
『太陽光+LED』は18.0ミリ。

収穫時期を早める事に成功!
今後は東日本大震災で被災した農家の方々に新しい形態の農業を提案し、
共に復興に向けて歩んでいきたいとの事でした!


秋田県立矢島高等学校

平成22年度から水林海岸林のクロマツ林の再生を目指した学習を行っているそうです。
一般的にクロマツ林を人工で植栽する適正密度は1ha当たり5000~1万本。
現在の水林海岸林は適正密度の20倍以上の天然クロマツが密生し、細く弱い木が林立した状態に。

研究を通して、列状に本数調整伐をし林内に空間を作り、林内に入る太陽光を多くする事で過密状態の軽減も図られ、クロマツの成長が促進される事が分かったそう!

今後の活動にも注目ですね。


東北学院中学・高等学校

こちらの学校での研究は、仙台市内を流れる川の中でも水質の悪い梅田川の汚染と微生物の多様性について。

梅田川の水質調査と細菌群集の調査を行い、水環境や水質と微生物多様性との関係、他の河川との共通点や相違点を調べたそう。

今後は「変化の原因が農業用排水によるものなのか、又は家庭用排水によるものなのかをつきとめ、水質悪化をどのように改善していけば良いかを考えていこうと思っています!」との事でした♪

こちらも今後の活動に注目です!


山形県立東根工業高等学校

モンゴル人留学生の話をきっかけに太陽電池パネルを手作りし、モンゴルにソーラーシステムを広めようと始まった、山形県立東根工業高校の「光プロジェクト」。

今回は実際にモンゴルに行った時の事についてお話頂きました!

モンゴルで日本語を教えているという新モンゴル高校と一緒に、移動式住居「ゲル」を組み立て、ゲルの中にテレビとラジオとLEDライトを設置。日本から持っていった手作り太陽光電池パネル2枚で発電をする事に成功したそうです!


山形県立置賜農業高等学校

こちらの学校ではワインの搾りかすを飼料にして鶏を育て、東京の飲食店に卸しているそうです!

リサイクル飼料やそれを食べた地鶏の体内にあるポリフェノールの量を調べたり、新しい地鶏の加工食品を地元業者の方々と一緒に開発。環境に優しい飼育法による置賜産山形地鶏のブランド化に取り組んでいます。ポリフェノールを含んでいる置賜産の地鶏は体にも優しいですね♪

今ではリサイクル飼料で育てた地鶏が東京のなだ万など高級料亭の食材に使用されているそうです!

投稿者 ecoful : 04:18

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