最近耳にする「スマートグリッド」とは
NEC エネルギーソリューション事業部 ソリューションビジネス推進部長
石井直樹さんに伺いました。
「スマートグリッドとは、新しいエネルギーを利用する社会ととらえています。
一つには太陽光発電とか風力発電とか今まで使用していた一方のユーザーさんで、
電力を発電する機会が出てきました。
もう一つは電気自動車に代表されるような、
新しいエネルギーの利用の仕方が出てきました。
そうなると、従来の電力系統網、そういった従来の電力網が
新しく対応しなければなりません。
それがスマートグリッドだととらえています。
NECはそれをICTで支え、エネルギーを利用する世の中にしていきます。」
情報をやり取りし合って、効率よくエネルギーを使う
スマートグリッドの概念です。
では「スマートグリッド」具体的にどういうことでしょう。
「たとえば太陽光発電を家庭に設置しました。
そこで発生した電力を電力会社に売りました。
そういったとき発電量がどれ位あるか、
それによってCO2排出量がこれ位削減できました。
まわりのお宅に比べてどうなのか、
そういった電力の見える化を行って、
より消費者が楽しくより効率的に電気の使い方、
あるいは利用のされ方をNECのICTソリューションが実現していくと、
いわば快適な生活を我慢することなく更に快適にしていく、
かっこよく使っていくと言ってもいいかもしれませんが、
それがスマートグリッドの姿かなと思っております。
国内では、横浜など4つの地域で
「スマートグリッド」の実証プロジェクトが既に動いていて
エネルギー利用のあり方が見られるような取り組みが進んでいます。
カニを食べた後のカラを利用。
若狭湾エネルギー研究センター 企画支援広報部
山口健志さんに伺いました。
「従来すてていた特産品の蟹殻を、いかに有効利用するかということで、
グルコサミンを抽出する方法を新たに開発しました。
従来の方法ですと薬品を使って取り出していましたが、
微生物を使ってバイオの力でグルコサミンを抽出することができました。
薬品を使わずエコな方法で取り出すことに成功したと考えています。
福井は越前ガニというブランドで
ズワイガニを多くの人に楽しんでいただいていますが、
どうしても蟹ガラは最後は捨ててしまいます。
福井でも廃棄物としてお金を払って処分していましたが、
それがサプリメントとして生まれ変われば
有効利用できると考えています。
ポリポリ噛んで食べるサプリメント
「みんなのグルコサミン」です。