これは、東京ビッグサイトで開かれた
「エコプロダクツ2010」のソニーのブースです。
愛知県幸田にある「ソニーの森」
緑豊かな公園工場を目指して、約40年近く前から
緑化活動に取り組んでいるそうです。
会場では、松ぼっくりや落ち葉の山が築かれ、
子供たちがそれを踏みしだいて
腐葉土作りに挑戦していました。
その模様が3D映像で撮影され
「ソニーの森」の映像と合成されて
大型LEDディスプレイに映し出されました。
「ソニーの森」と3Dの技術を組み合わせたところが、
ソニーですね。
更に、ソニーの技術が詰まった未来の部屋も
ありました。
環境負荷0、
ロードトゥゼロの長期目標を打ち出しているソニー。
部屋の中で発電して、
蓄電して省エネ省資源商品で楽しんでもらおうという
未来の部屋です。
たとえば、フレキシブルディスプレイの開発。
色素増感太陽電池での太陽光発電する窓。
蓄電モジュールで、コンパクトディスクの廃材を利用した壁材、
リサイクルした壁材で、壁のなかに蓄電池が入っていて、
壁が蓄電するのだそうです。
エネルギーの地産地消
エネルギーを生み出す未来の部屋です。
仙台大学サッカー部監督で 体育学部講師の吉井秀邦さんは
サッカー場で床発電をしようと計画しています。
「人工芝の下に発電床が入っていて、
その発電床に運動エネルギーが伝わって、
電気が作られていく・・
つまり自分が走った運動エネルギーを
資源に変えていこうという試みです。
毎日の走ったりボールを蹴ったりするその振動によって
電気を作る・・
その電気で照明をつけたり、電気バスでのエネルギーにして
遠征に行ったりとか、
そういうことができたらと考えています。」
部活の予算が削減される中、
毎日のトレーニングで経済的な価値が作れないかと考えて
床発電のシステムができたそうです。
吉井秀邦さんの夢は広がります。
「学校のグラウンドも今緑化しようという動きがありますが、
天然芝でもこういったシステムを
下に入れることができればいいと思うし、
人工芝でも、ほとんどの小、中、高校が床発電の人工芝になれば、
子供たちが昼休みとか体育の時間に運動すればするほど
発電されて学校の経費が下がっていく・・・
みんな外でいっぱい運動してくれ、部活もいっぱいやってくれと、
そういうことでスポーツによる
いい社会貢献ができればいいと思っています。
床発電だけでなく、太陽光、風力発電もあわせて
グラウンドに価値をつける・・・
それを学校だけでなく、市や県の競技場にも導入できれば・・
と吉井さんは語ります。