紙で椅子やテーブルを作ったら?
丸一興行 ボルダ事業部
営業開発室の中澤亮介さんに伺いました。
「紙なので弱いと思うかもしれませんが、
人が乗っても大丈夫、使用期間も3年から5年が目安で、
従来の紙よりは強度も耐久性もあります
家具も粘着材を使わず、組むだけなので取り外しできます。
使わなくなったら小さくたたんで
収納することも可能になっております。」
100%紙素材 オリジナルデザイン家具ができます。
では、これは何でしょう。
答えは「ガチャガチャ」
お祭りとか販売促進で使う「ガチャガチャ」を依頼され
構造から考えて作ったそうです。
下にガチャガチャのボールがあって、上に貯まるようになっていて、
回すとポロンと下から出てくる・・
3種類あって、前から回す方式と、前をプッシュするものと、
サイドに回す部分がある、かき氷みたいなものと・・・
全て紙なので、外側に宣伝など印刷することもでき、
必要なくなったら、紙なので
再利用も可能です。
紙でできた可愛い「ガチャガチャ」です。
お箸へのこだわりを、創業90年
「兵左衛門」営業部の吉瀬正昭さんに伺いました。
「箸は日本で食事で使い始めてから1400年以上の歴史があり、
日本の食文化なので、ちゃんとしたものを提供しないといけない。
安心して使っていただける使いやすいもの、
漆にしても顔料まぜないバージン漆っていうか
混ぜ物のない漆を使って
安心して口に入れていただく箸を提供するっていうのが
私共の会社の一番のポリシーですね。」
会社の名前を大事にしている「兵左衛門」
さらに
「お箸は口に入れるものなので、安全性の高いものを
安心して使っていただきたいですね。
特にお子様は、箸先を噛みますので・・・
『かくれんぼう』は、
箸先だけ収納できるようにコンパクトになる箸
携帯用の箸です。
弁当用に邪魔にならないと、使う方がふえています。」
折れたバットがお箸になります。
その名も『かっとばし』
「折れたバットを回収して、
その折れたバットから作ったお箸です。
バットに使うアオダモの木は、年々少なくなって
バットが作りづらくなっています。
そこで『かっとばし』の売上の一部を
苗を買う資金にして、苗を買って植樹しています。
NPO法人「アオダモ資源育成の会」が、
その運動の中で箸を作って販売していますが。
12球団、特にジャイアンツ、タイガース、
ドラゴンズ、西武は人気ありますね。
プロ野球などでは、年間約20万本もの木製バットが消費され
そのほとんどが燃やされていました。
成長するのに80年近くかかる「アオダモ」の木。
折れたバットをお箸にかえて、
売上の一部がアオダモの植樹・育成に使われ
また、バットが生まれます。
「兵左衛門」では、日本の食文化やお箸の持ち方、
マナーなどを伝える「お箸教育」もボランティアで開催。
大事なお箸は、修理、塗り直しもして、
8月4日の「箸の日」には、日枝神社でお炊き上げもしています。
吉瀬さんの名刺には
箸を通して地球を思い
箸を通して人の暮らしを考え
箸を通して自然のありがたさを伝える
そんな仕事をしています
兵左衛門
と書いてありました。