東京ビッグサイトで開かれた「エコプロダクツ2009」の会場で、
味の素のブースは、「赤パンダ」が大人気!
味の素 環境・安全部の杉本信幸さんに、環境への取り組みを伺いました。
「今、環境問題って幅広い・・・
地球温暖化もありますが、食にかかわる生命にかかわることって
企業でいっぱいあります。
そこで、命の恵みを次の命に伝えていく大切さを認識する活動をしていこうと
お伝えしています。
例えば『本だし』原料はかつお。資源調査、生態系調査をしています。
せっかくいただいたかつお 丸ごと活かしきる、
100パーセントどこも無駄にしない、
使い切る取り組みをご紹介しています。」
鰹1匹 無駄にはしていません。
「焼津港などで水揚げされる原料の鰹、
『本だし』の原料は、身のいいところからできた鰹節。
でも頭とか内臓もあります。
それはたとえば発酵させて魚しょうなどの調味料に、
内臓は肥料飼料として次の命につながります。
煮汁からはエキスが出ます。
それを煮詰めてカツオエキスにしたり、
中骨これもカルシウム強化した『本だし』に。
このようにして鰹1匹どこも捨てずに丸ごと使っています」
「かつお技術研究所」という専門の会社も焼津にあって、
鰹1匹使い切る研究活動をしているそうです。
ステージでは、食卓から始めるエコロジー
お母さんができるエコ活動も紹介していました。
シャチハタのブースには、油性マーカーが・・・
名前は『乾きまぺん』
シャチハタの大島良多さんにお話を伺いました。
「このペンは「乾きまペン」という名前で、
2週間キャップをはずしたままでも、ペン先が乾きまペン!
しんの先に油膜が張る成分のインクを使っているので、
インクの揮発を防ぎます。
うっかり閉め忘れてペンを駄目にしちゃうことがありますが、
それを防いでいます。
ワンタッチでシンが取り外せるので、
別売りの替えシンやインクを補充することもできます。
本体のボディ自体は交換しないで使い続けることができるんです。
「乾きまペン」カーボンフットプリントの表示方法にも取り組んでいます。
生産から廃棄まで、1本あたりCO2 166グラム排出する計算になるそうです。