「低炭素社会“発見”IN千代田」
「都市型コミュニティーサイクル社会実験」開始
そのキックオフ・イベントが、先日
丸の内オアゾの○○(おお)広場で行われました。
田島環境副大臣、石川千代田区長 メルビン駐日デンマーク大使
レーシングドライバーで登山家の片山右京さんなどが参加してのイベントでは
デンマーク大使が、渋谷区猿楽町の大使公邸から、自転車で到着。
コミュニティーサイクル社会実験で使われる自転車と、
大使が乗ってきた自転車との交換会も行われ・・・・
その後30人の小学生達が、大手町、丸の内、有楽町エリアの
低炭素スポットを巡るツアーに出かけました。
千代田区でのCO2排出量の7割がオフィスからといわれており、
太陽光発電や省エネ設備を整えたビルも増えていて、
その地図をもとに低炭素社会を発見しようという取り組みです。
「低炭素社会“発見”IN千代田」
丸の内パークビルの屋上、普段は入ることのできない場所ですが、
その屋上の3箇所に、太陽光パネルが敷き詰められています。
環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 国民生活対策室 小森室長と
お話しました。
「実はここ、なかなか見られない場所です。見上げると電気作ってる、街の中で・・
それはいい発見だったんじゃないかなと思います。
1,2,3箇所も・・ 太陽の動きで次々に光が当たるようになっているんですね。
作った電気はこのビルで使う・・エネルギーの地産地消ですね・・
できることから始める、いい取り組みじゃないかと思います。」
オフィスビルでは、都内最大級(最大出力60キロワットの太陽光発電)
丸の内の、夜のライトアップをまかなっているそうです。
でも、高所恐怖症の人にはきつい
カメラスタッフも恐る恐る撮ってました。
ところで、CO2削減に向けて活動を続けている「チームマイナス6%」
「チームマイナス25%」になるんでしょうか。
小森室長に質問しました
「チームマイナス6%は、もともと2012年の京都議定書を
きちんと達成するということで
今、300万を越える方々に参加していただいて、
この動きは勿論続けていくと思います。
こまめに電気を消すとか、できることからプラス町の中で電気を作る、
こういう新しい取り組みを応援してもらおうとか、
そういう動きにしていかなきゃいけない。
日本は技術も知恵もやる気もある。
マイナス25パーセントのみならず、
長期的に、世界でCO2半減に向けて引っ張っていくというか、
そういうことが大事じゃないでしょうか。皆で頑張りましょう。」
丸の内パークビルの地下には、
次世代エネルギー供給の地域冷暖房設備があります。
ここも、子供たちと見学しました。
「これが熱い蒸気を作るボイラー。
これ1台で家庭のストーブの8000台分の力があります。
暖房する時は、これ1台でビル2つ分暖める力がある機械。
冷房のための冷凍機の中に、吸収式冷凍機があって、
それを動かすために、夏でも熱い蒸気を作っている。
この蒸気は一度蒸気ヘッターに集められ、
管を通っていろいろなビルに運ばれています。」
司令室も見学しました
丸の内パークビルの「次世代エネルギー供給」
供給延べ床面積110万㎡の地域冷暖房施設。
各ビルが個別に冷暖房施設を持つ場合と比べ
冷暖房は12%の省エネだそうです。