『COたんぽ』ってご存知ですか?
株式会社ミツミの古山三男(ふるやまみつお)さんに伺いました。
「若い女性に、最近冷え症が多いとか言われていて、
そういう人に使ってもらうために、昔のままの湯たんぽだと、
ファッション性からも受け入れてもらえないと、
小さくしようという発想が出たんです。
更に可愛らしさを出そうと色づけして、巾着も同じ色にして、
持って歩いてもおかしくない、OLさんが会社に持っていって使っても
恥ずかしくない商品にしようと生まれました。」
『COたんぽ』って、名前が面白いですね。
「はい、COたんぽ、CO2の2がないから、環境にやさしい。
COの前にEをつけると、ECOエコ。
それと小さいというしゃれで、それで『COたんぽ』です」。
小さい湯たんぽ『COたんぽ』を作った古山三男さんに
湯たんぽの形についても伺いました。
「楕円だと角より怪我しません。
それと湯たんぽが波打ってるのは、強度を出すため。
100度のお湯入れて冷えてくると収縮します。
ですからプラスティックの安物だとペコンと内側にへこんじゃう。
湯たんぽには、安全のテストがあるんです。
波打たせると強度が出ます。
昔から薄い材料で強度を出すために波を打たせる。
そうすると少々ではつぶれない。
普通の鉄板1枚だと弱いですよね。波打ってないとペコンといっちゃう。
地球環境とかエコの問題とか、個人的に何ができるか、
COたんぽを使うことで、灯油を使う量が少なくなったり、
温暖化に貢献できるんじゃないかと思ってますけどね。」
冷たく冷やせば夏でも使えます。
小さいので乳母車や、散歩の時も使える『COたんぽ』です。