「産地直送」、「採れたて」と聞くと、なんだかうきうきします。
東京都国立市、新宿、そして恵比寿で人気の農家レストラン「農家の台所」におじゃましました。
全国から集まる旬の採れたて野菜をおいしくいただけるということで、行列が絶えないんです。
お店に入ると・・・、
全国の契約農家さんのポスターが、あちこちに貼ってありました!
選挙ポスターをイメージして作られたそうで、
「ものづくり」のかっこよさを伝えたいという願いが込められています。
木のぬくもりを感じる店内で、いいアクセントになっていました!
そして、「農家の台所」名物の「サラダバー」。
ここには朝採りのものを中心に、常時およそ20種類ほどの野菜がずらり。
しかも切りたてを出してくれるので、いつでも野菜がみずみずしいのが目で見てはっきりとわかります。
さらに「語り部」と呼ばれる人たちが、野菜について詳しく教えてくれるのも嬉しいところ。
グラスいっぱいに野菜を入れて、自分だけのオリジナルサラダ、完成です。
ついつい、欲張ってしまいました。
野菜って、こんなに甘かったっけ??味がしっかりしてたっけ??と感激の連続。
野菜ジュースのパックによく表記されている「あしたば」や、生で食べられるとうもろこし「ゴールドラッシュ」など、どれも珍しくておいしかったです。
そして、お店の中にはこんな楽しいスペースも!
野菜をつくる「農園」です。
お店の方が週に一度の割合で農家に通ってはレクチャーを受け、土作りにもこだわったという、
恵比寿店のみの特別スペース。
ここで採れた野菜をお料理に使うこともあるそう。
究極の「産直」ですね。
真っ赤に色づいたミニトマトや、今が旬の「ミニミニパプリカ」などがありました。
今はまだ緑ですが、完熟すると黄色や赤、オレンジとその色を変えるそうです。
輸入のパプリカは、まだ緑の状態で収穫し、運ばれてくる過程で完熟し、赤や黄色になるそうですが、
国産のものになると、輸送にかかる時間がぐっと少なくなるため、
完熟してから収穫をするそう。
もう少ししたら、色とりどりのパプリカが見られますね!!
「農園」の見学や、野菜の収穫体験も時期によっては出来るそうです。
お食事しながら楽しく野菜について知ることができるなんて、
とても楽しいなあと思いました。
「旬のものを、できるだけそのまま、まるごといただく」、
私たちの日々の暮らしのなかには、「エコ」がたくさんあるんですね!!
文化放送のご近所 港区立エコプラザで
アースデーマネー・アソシエーション代表 嵯峨生馬さんによる
「LETS講座」が開かれました。
企業のCSR担当の方や 地域の環境インストラクターの方などが
集まりました。
LETS=レッツ とは
Local Exchange Trading System
地域通貨のことです。
日本国内で260種類 世界だと2000~3000種類あると
言われています。
例えば 別府の「湯路(ユーロ)」 岩手の「わらび」 大阪の「ちゃこマネー」
などが あるそうですが
LETSとは 地域通貨の元祖のようなものです。
渋谷中心の地域通貨は「アースデーマネー」
ボランティアや寄付をすると もらえて
街のお店やイベントなどで 使えます。
単位はr(アール)
渋谷川の川(River)の頭文字から 名付けられました。
例えば greenbirdの街のゴミ拾いに参加すると
1回 500r
シブハナの花壇の手入れをすると
1回 300~500rが もらえます。
1rは 1円相当ですが
あるアイスクリーム屋さんに行くと
100rでシングルアイスが1個たべられるという
円以上に魅力的な使い方ができるところもあります。
東京 代々木公園で開かれた「エコライフフェア2009」
国立環境研究所のブースでは、自転車発電に挑戦です。
自分の力でラジカセを演奏しましょう。
自分の力でテレビをつけましょう。
がんばーーれ がんばーーれ
ついたついた わー
4ワットでラジカセがついて、扇風機が17ワット
テレビは40ワットなので、必死に漕がないと点きません。
白熱灯の60ワットと10ワットの違いも、
自転車をこいでみると分かります。
蛍光灯タイプの電球 見た感じは同じでも、
自分の力で発電してみると省エネ度が実感できます。
自転車発電の仕組みや、何を感じて欲しいのか
国立環境研究所の広兼克憲さんに伺いました。
「簡単に言うと、軽自動車からとった発電機、ダイナモなんです。
この発電機を自転車を漕ぐ力で発電させて、
その電力で家電製品をつけてみるという取り組み・・・
スイッチひとつで家電製品使えますけど、
電気を自分で起こすのがどれだけ大変か、体験できるものなんです。
これやった後、見てないテレビ点けっぱなしでいいですかって聞くと、
いや消しますよって、皆さんおっしゃいます。
つまりエネルギーの大切さを理解していただく、
そういうプログラムなんです。」
会場の皆さん いい汗かいてました。
「エコライフフェア2009」
携帯電話を回収、リサイクルしているブースもありました。
KDDIチャレンジドの竹本亘さんに伺いました。
「携帯電話にはレアメタルという貴金属が含まれているので、
それを有効に利用できるんです。
つまり、一般的な鉱山から回収するより、
携帯電話から回収するほうが、
より効率的に取り出せるということなんです。
すべて手作業で、18の部品に分解分別しています。
使い終わった携帯電話は有効な資源になるので、
認識いただいて、回収リサイクルにご協力いただければと思います。」
では、携帯電話 回収して分別したあとどうなるのでしょう。
竹本亘さんです。
「分解したものは、精錬会社に引き取られて、
また元の金属に戻すということをしています。
課題は・・やはり回収率が減っていること。
携帯電話は高機能化が進んで、データが漏れるとか、
自分で取っておきたいという思いがあって、
回収が進んでいないんですが、
回収した携帯電話のデータは、
物理的にもソフト的にも消却して回収していますので、
今後、回収率を増やすことが課題だと思います。」
高機能化、多機能化が進み、回収率が減っている携帯電話
20%から30%への引き上げが目標です。