都営新宿線 東大島駅で、環境に優しい駅づくり
「駅エコ」の取り組みが始まりました。
東京都交通局 建設工務部 建築課 中戸川茂さんに
お話をうかがいました。
「まず、緑化を行っています。
水道水ではエコではないので、雨水を使ってます。」
「雨水を植物にあげるにあたって、動力として、
風力と太陽光のハイブリッドの発電機で電気を作って、
ポンプで植物に水をあげるという、
自己完結の緑化という形になっています。」
関東の駅 100選にも選ばれている「東大島駅」
旧中川をはさんで、ホームは江東区と江戸川区にまたがり、
地下鉄なのに地上駅という珍しい駅。
眺めも美しい駅で、「駅エコ」が始まっています。
都営新宿線 東大島駅には
東京都交通局の環境対策や、物知りクイズなどが紹介されている
PRコーナーもあります。
物知りクイズコーナーは、大島口 小松川口 両方にあり
10問づつ、違う問題がありました。
「簡単な問題からマニアックな問題まで取り揃えてあるので、
是非回答してみてください。」と、中戸川さん。
もぐらをキャラクターにしているので、
お母さんと子供が一緒に考えたり、
子供達の勉強の場にもなりそうです。
例えば、切符をリサイクルして作っているものは?
トイレットペーパー 新聞紙 紙コップ 紙粘土
さあ、どれでしょう。
答えは、トイレットペーパー 駅で使っています。
東大島駅に4機あるエスカレーターは
人がいなくなると、自動的に止まります。
中戸川さんです。
「空気を運んでいるって言われることがあるんです。
なので、無駄な電気は使わないようにと・・
光触媒人工観葉植物も置きました。
光触媒は、匂いを消したり、
空気をきれいにする効果があると言われているので・・
生木ですと虫が来たり、水や落ち葉の問題があるので、
物知りクイズコーナーには、光触媒の人工植物を置きました。」
都営新宿線 東大島駅
地下鉄ですが、旧中川の上にかかる地上駅
夏になると、こんなこともしています。
「そうですね。川の上なので、夏は涼しい風が吹いたり、
でも地上駅なので冷房が効かないので、霧吹き試験を行って、
涼しさを味わっていただこうという試みも行っています。
一昨年、去年とやって、今年もやる予定です。
20ミクロンの細かい霧なので、濡れる心配もなく
涼しさを体感できるということになってます。」
風力、太陽光発電、壁面緑化に加え、夏には霧吹き冷却試験も行っている、
都営新宿線 東大島駅です。