「エコプロダクツ2008」の会場に、とてもお洒落なバッグがありました。
フルールドソレイユの加賀田貴(かがた たかし)さんに
お話を聞きました。
「廃棄材、いわゆる皮の試作品とか、
製品になる前に捨てるものを、何とか再利用できないかと思って・・
コーヒーの麻袋で作ったバッグ、
これもブラジルから輸入する時に用いられる袋を、
バッグの形にしました。」
お洒落な皮の定期入れやお財布は、何からできているんでしょう?
「これは車のハンドルに使われる皮なんです。
廃盤になったり、寸断したあとの皮だったり・・
もともとハンドルの皮は、スリップしないように作られていたり、
車内が80度を越す温度にも耐えられるように丈夫なんです。」
ハンドルレザーの財布やポーチ
確かにいい皮です。
加賀田さんは、
「うるおいのあるものを提案していきたい」
「愛用品は、捨てないのが大事」と話していました。
フルールドソレイユの製品の値札は、
「ぞうさんのうんち」という紙を使っています。
「ミチコーポレーション様が、
スリランカで象の孤児院のような保護施設を持っていて
それに賛同して、この紙を値札として再利用して使っています。
象さんの排出物を煮沸して、滅菌して、再生古紙と混ぜ合わせ、
手漉きで1枚1枚作っています
味わいのある、独特のいい色してますね。」
捨てないこと
低価格であること
愛用品に為り得ること
地球に優しいこと
フルールドソレイユは、
「リアル エコ」を目指しているそうです。