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2010年04月02日

第38回~ニュージーランド~

皆さん、こんばんは。

お休み前のひととき、いかがお過ごしになりましたか?

今回も番組を振り返っていきましょう。

第38回は「ニュージーランド」についてご紹介しました。

あたたかく、過ごしやすい季節になってきたこの時期、世界で最も美しい国のひとつに入るのが、
ニュージーランドです。北島と南島の2つの島からなるこの国は、
実は知る人ぞ知るガーデニング天国なのです。「庭園の街」の異名を持つ、
南島のクライストチャーチでは、3月の10日から14日にかけてニュージーランド随一の園芸の祭典
「エラズリー・インターナショナル・フラワーショー2010」が開催されます。
昨年、19万6千本もの植物が展示されたこのフェスティバルは、ガーデニングから栽培農業、
ライフスタイルまで、様々な関心を持つ人々が集まり、過去最高の7万9641人の来場者を記録、
1960万ドルの経済効果を生み出しました。

今年の見所はイギリスのデザイナー、クリス・ベッドショウさんによる作品
『あるイギリス人の憩いの場』です。これは英国式のフォーマルガーデンを基本にしたもので、
ビクトリア・レイクの岸辺から、ポプラの木々と1万株の植物を配したというエラズリー
史上最大規模のものになります。また、正面に高さ2mに及ぶ大きな氷山を配し、
美しい草花や彫刻・照明を使って”海藻と海洋生物のあふれる豊かな南極の海”を表現した庭園
『氷のオアシス』、日本人ガーデンデザイナー二宮孝嗣(にのみや・こうじ)さん制作の
『ジャパニーズ・ガーデン』も注目されています。

この国はイギリスからの移民が非常に多く、その伝統を受け継いでガーデニングも
盛んになったのですが、そこにはニュージーランドの天気も深く関係しています。
イギリスの曇りがちな天候と違い、ニュージーランドは年間を通じて穏やかな気温の西海洋性気候で、
雨も多く降る、植物にはもってこいの環境をしています。また、一日の中での寒暖の差が大きく、
まるで一日の中に四季があるようなので、熱帯の植物と冷涼地の植物が隣あって咲き揃っている
なんていう珍しい光景を見ることもできるのです。
街の至る所に並ぶ、たくさんの美しいプライベートガーデンにはびっくりしますよ。

日本の約4分の3に値する27万534キロ平方メートルの広さに、およそ430万人の人が暮らす
ニュージーランド。今回はこの国に住む人々と自然との関わりについて探っていきました。

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投稿者 agqr : 2010年04月02日 11:42

 

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