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2010年04月02日
第36回~中国~
皆さん、こんばんは。
お休み前のひととき、いかがお過ごしになりましたか?
今回も番組を振り返っていきましょう。
第36回は「中国」についてご紹介しました。
中国の1年は1月1日ではなく、「春節(しゅんせつ)」と呼ばれる”旧正月”を始まりと
考えられているんです。旧暦で換算されているので元旦の日にちは毎年変わり、
日本の暦ではだいたい1月下旬から2月中旬になります。
今年は、なんとバレンタインデーと同じ2月14日に当たるのです。
ワビサビを基調とした日本のお正月に比べ、とても派手なのが中国の春節です。
家の門には魔よけのための言葉が書かれた赤い紙「春聯(しゅんれん)」や、
”福”の字を逆さにして縁起をかつぐ「倒福(とうふく)」が貼られ、
部屋やベランダには赤いちょうちんを吊るされます。
また庭先には幸運を意味する中国語と発音が似ている”キンカン”や
古来からめでたいとされる”桃”の鉢植えが飾られます。
それから日本ではおこたで食べる定番のミカンも、中国の場合は”
縁起のいいお正月の果物”とされています。でも奇数は縁起が悪くなるので、
必ず2個で一組にして人にあげなければなりません。
街の通りに繰り出せば、新しい一年の幸運と健康、豊かさと幸せを願って、
龍や虎の姿をした大きな山車の行列が練り歩きます。
また、家族連れは縁日に出かけて中国漫才や伝統芸能を楽しんだり、
お正月のめでたい遊びである”凧あげ”や”竹馬”に興じたりするのです。
このように新しい年を祝って国中が華やかなムードになり、天安門広場にも
イルミネーションがともされたりします。あのスーザン・ボイルも今年の春節には中国を訪れ、
テレビの特別番組に出演するそうです。
中国全土は元旦からほぼ1週間ほどがお休みになり、にぎやかな新年のお祝いが続くのです。
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投稿者 agqr : 2010年04月02日 11:27