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2010年02月05日
第35回~バンクーバー~
皆さん、こんばんは。
お休み前のひととき、いかがお過ごしになりましたか?
今回も番組を振り返っていきましょう。
第35回は「バンクーバー」についてご紹介しました。
いよいよ2月12日から、カナダのバンクーバーで第21回冬季オリンピックが開催されます。
カナダとの時差は17時間なので、日本では競技の模様はだいたい朝から午後にかけて
放送されることになります。
カナダは太平洋側の西海岸から大西洋側の東海岸まで約5500キロ、その間で4時間半も
時差がある、ロシアにつぐ世界で2番目に広い国です。バンクーバーは、この広大な国土の
西側に位置するカナダ第3の都市です。市内で56万人、郊外を含むなバンクーバー地区としては
210万人以上の人が暮らすこの街は、大都市ならではの便利さと共に、多くの自然の恩恵を
満喫することができます。
また気温も夏は20から25℃、冬でも0から5℃で、とても気持ちよく過ごすことができます。
オリンピック開催期の2月の平均気温も5.9℃ほどで、歴代の冬季オリンピックの中では
最も平均気温の高い街なのです。おかげで経済誌『エコノミスト』で有名な、
イギリスの調査期間EIUが世界140都市を対象に環境・文化・教育・医療・インフラ・安定性など
あらゆる面から生活条件を分析した結果、バンクーバーは「世界で最も住みやすい街」として
6年連続で第1位に輝きました。
2003年2月、市は「オリンピック開催の重責を担えるか」という住民投票を行い、その支持を得て
今回の冬季オリンピックを見事招致することができました。それからというもの、カウントダウンクロックが設置されたり、リニアモーターで動く無人電車「スカイトレイン」は空港からのダウンタウンへの
新路線を開通させ、新しいスタジアムも建設されたり。本番に向けて街のテンションももう最高潮に
達しようとしています。
間もなく迫る開催式は、市内にある北米最大のドーム型スタジアム「BCプレイス」で行われます。
インドアで開会式や聖火への点灯が行われるのはオリンピック史上初。
室内ですから音響や視覚効果にも期待が高まります。
スキージャンプ、スピードスケート、フィギュア、モーグル、カーリングなど、注目の競技が目白押しです。みんなで応援しましょう。ガンバレ、ニッポン!
番組では皆さんからのメールをお待ちしています。
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投稿者 agqr : 16:58
第34回~海~
皆さん、こんばんは。
お休み前のひととき、いかがお過ごしになりましたか?
今回も番組を振り返っていきましょう。
第34回は「海」についてご紹介しました。
「海ってなに?」
この途方もない問いかけに、あなたならどう答えますか?
私たちにとって身近な海は、実は宇宙以上にわからないのことの多い、未開の地なのです。
1950年の全米科学アカデミーでは、「海は宇宙と同じぐらい未知のものだ。海については、
多くの部分が月の表面ほどもわかっていない」と言われました。また、アポロ11号で月面に降り立つ
1969年までに、人類が海の最も深い部分に行ったのは、たった1度しかなかったのです。
こんな海は”謎に包まれた世界”として人間の好奇心をかき立てます。
SF作家ジュール・ヴェルヌは『海底2万マイル』で海洋冒険物語を描き、『2001年宇宙の旅』で
知られる作家アーサー・C・クラークは晩年スリランカの海に魅せられ、最後の探求のテーマとして
「海」にたどり着きました。
地球の表面の約3分の2を占める海は、まさに想像さえも呑み込まれる未知の世界。
そこは生命の根源であり、現在でも多くの謎を残しています。
そして人間は、この謎に常に挑戦してきました。
青いフロンティアは謎に満ちています。そしてそれを完全に解明するのは、まだまだ遠い道のりです。
しかし人類の探究心と飽くなき挑戦は続きます。だって海は、人間をはじめとする、
すべての生命の源なのですから・・・
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投稿者 agqr : 16:52
第33回~日本~
皆さん、こんばんは。
お休み前のひととき、いかがお過ごしになりましたか?
今回も番組を振り返っていきましょう。
第33回は私たちの国「日本」についてご紹介しました。
日本は神道という多神教の宗教を持っています。世の中のすべてのもの、森羅万象に神様が宿る
とされ、日本古来の神や祖先の霊を奉って、地鎮祭や祈願祭などの儀式を大切にしています。
日本には約8万5千の神社が登録されているといいますから、どのくらいの神様がいるか考えたら、
大変なものです。そう、日本はたくさんの神様によって作られた国なのです。
このことは『古事記』と『日本書紀』に記されています。
この2つの歴史書は大化の改新で知られる中大兄皇子の弟、天武天皇の命により編纂されたもので、天皇家が各地の豪族をまとめるために作られました。
日本向けに有力な議王族の神話や伝承を織り交ぜたのが『古事記』なのに対して、
『日本書紀』は漢文で書かれた、外国の目を意識して作られたものだとされています。
もちろんどちらも事実をありのまま記したものではなく、神話的な内容も含まれています。
でもこうした思想が日本人の根底には流れていることは確かです。
たまには日本を見つめ直してみませんか?というわけで、私たちの住む日本のなりたちを神話から
探っていきました。
【イザナギとイザナミの国生み伝説】、【太陽の女神アマテラス〜天の岩戸と天孫降臨】、
【スサノオのヤマタノオロチ退治】、【イナバのシロ兎】、【ヤマトタケル】など、興味深いものが
たくさんあります!皆さんも、久々に日本史の教科書を引っ張り出してみてはいかがですか?
番組では皆さんからのメールをお待ちしています。
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投稿者 agqr : 16:44
第32回~グリーンクリスマス~
皆さん、こんばんは。
お休み前のひととき、いかがお過ごしになりましたか?
今回も番組を振り返っていきましょう。
第32回は「グリーンクリスマス」についてご紹介しました。
ホワイトクリスマス」は、”真っ白な雪化粧をしたクリスマス”という意味なんですが・・・
じゃあ”雪の降らないクリスマス”ってなんて言うと思いますか?
実は『グリーンクリスマス』って言うんです。私たちの日本を始め、映画でもよく見るアメリカの
ニューヨークや、サンタの出身地フィンランドのヘルシンキなどはみんな北半球にあります。
ですからもちろんクリスマスは冬にやってきます。
でも南半球の国々は、夏にクリスマスがやってくることになるんです。
気温だけ見ても大きく差があります。12月のヘルシンキの最高気温は氷点下1度、ニューヨークは6度、日本は12度くらいなのにに比べて、オーストラリアのシドニーは25度、さらにブラジルの
リオ・デ・ジャネイロは28度というから、クリスマスパーティだってプールサイドで行うくらい。
サンタのコートだって涼しいようにシルクでできているんです。
ハワイでは「メレ・カリキマカ!」、つまりハワイ語で「メリー・クリスマス!」と現地の言葉で叫びながら
アロハシャツのサンタが現れたり、コンゴではもみの木ではなくバナナの木でクリスマスツリーを
作ったり、パプアニューギニアでは「ムム」といって地面を深く掘ってそこで火をおこし、
その上で杭に通した豚を焼いて食べたりします。
こんな風に南半球や暖かい気候の国のクリスマスは、私たちにはちょっと変わった感じがするもの
ばかり。あなたも、未体験のグリーンクリスマスを過ごしてみませんか?
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投稿者 agqr : 16:37
第31回~チェコ~
皆さん、こんばんは。
お休み前のひととき、いかがお過ごしになりましたか?
今回も番組を振り返っていきましょう。
第31回は「チェコ」についてご紹介しました。
チェコは、ヨーロッパの中心に位置する海のない内陸国です、周りはドイツ・ポーランド・スロヴァキア・
オーストリアという国々に囲まれています。
そのせいもあって、チェコは紆余曲折の運命を辿ってきました。
14世紀に神聖ローマ帝国に組み込まれ、17世紀から第1次世界大戦の終戦までオーストリアの
ハプスブルク家の支配下にありました。
そして1918年、スロヴァキアと共に、「チェコスロヴァキア共和国」として
独立します。政治的には「東欧」と呼ばれ、社会主義国として発展していきますが、1993年、
極めて平和的に2つの共和国として再出発したのです。
北海道より少し大きいくらいのチェコは、なだらかな丘にぶどう畑が広がり、
ワインの名産地でもあるモラヴィア地方と、昔から工業が盛んな西部のボヘミア盆地から成ります。
そしてこの盆地にあるのが、首都プラハです。
中心にはヴルタヴァ川が流れ、プラハの街はそれを挟んで東西に分けられます。
東岸は、からくり時計が人気の旧市庁舎や2本の塔が目印のティーン教会もある
「旧市街」と、たくさんの祈りの家「シナゴーグ」が建つ「ユダヤ人街」になっています。
さらにそれを取り囲むように「新市街」が広がり、ここには”プラハの春”や”ビロード革命”の舞台として
20世紀の歴史を刻んだヴァーツラフ広場があります。
反対の西岸には、小高い丘フラッチャニの上に、衛兵の交代が名物のプラハ城がそびえ、
堂々とした姿で街を見下ろします。
そしてそのもとには「マラー・ストラナ」と呼ばれる城下町が広がっているのです。
このプラハはかつて神聖ローマ帝国の首都だったり、地理的にもヨーロッパの真ん中にあることも
あって、古くからヨーロッパ各地から様々な風習や文化が流れ込み、華麗な芸術が華を咲かせました。絵画では挿絵で有名なミュシャ、音楽では『新世界より』のドボルザーク、
文学では『変身』で知られるカフカと、優れた芸術家を生みだしたのです。
また、私たちがよく知っている「ロボット」という言葉は、チェコの作家チャペックが生み出したものですし、あの絵本で有名な「もぐらくん」もチェコのキャラクターなんですよ。
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投稿者 agqr : 16:31