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2009年08月01日

第22回~昆虫~

皆さん、こんばんは。

お休み前のひととき、いかがお過ごしになりましたか?

今回も番組を振り返っていきましょう。

第22回は昆虫をご紹介しました。

多彩な生命を育んでいるこの地球は、一見、人間におおわれているように見えます。
ところが、環境への適応力や繁殖力などで最も繁栄している生き物は、「昆虫」です。
自然のない都会のど真ん中から、苛酷な環境の極地にまで、
この陸上で昆虫が住んでいないところはありません。
人間を含めた哺乳類がおよそ4500種といわれる中、昆虫の種類は、記録されているだけでも80万種。
地球上に存在するすべての生物のおよそ80%を占めることになります。
さらにアマゾン辺りの熱帯雨林に行き、1本の樹にいる昆虫の数を調べてみるだけで、
新種が発見されることは当たり前だそうで、そんな未知の新種を含めると、昆虫は実に
2000万種にのぼるという推計もあります。
そうなると、地球上の動物種の、実に99%以上を昆虫が占めることになるのです。
まさにこの地球は「昆虫の惑星」です。

そんな虫たちの惑星で1839年、15歳のジャン・アンリ・ファーブルは、南フランスの小さな村の丘で
初めてスカラベ(フンコロガシ)と出会いました。エサになる牛のフンを丸い玉にして運ぶその姿に、
ファーブル少年はいたく感動したのでした。
あれからちょうど170年が過ぎた2009年夏、夏休みの子どもたちは、さながら“ファーブル少年”に
なり、虫捕り網、虫カゴを持ち、一人で、あるいは友たちと一緒に昆虫と出会う冒険に
出かけていることでしょう。そこで子どもたちは、どんな感動を得るのでしょうか…。

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投稿者 agqr : 2009年08月01日 11:53

 

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