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2009年05月22日

朗読紙片第4回「Orbit」

朗読紙片第4回「Orbit」

を掲載致します

目で見ながら、もう一度、松井五郎さんの世界を感じてみては

いかがでしょうか・・・


Orbit

夢の果てをたどり 目が覚めると
この惑星に 生まれていた
名前のない空 地図を持たない風
この惑星は決して ひとりであることから逃げない

自分が自分でない自由なんて欲しくない
自分が自分でない夢なんか持ちたくない
見えるものしか見ないと
見えないものはきっと見えない

どんなことも正しくまちがえばいい 
まちがうことで正しいことがわかるときもある
わからないことを恥じることなんかない
わかろうとする気持ちがあればそれでいい

したことを否定しないで 
したいことを失くさないで
できていないことがあるのなら
できることはいくらでもある

疲れたよ やだよ つらいよ もうなんにもしたくないよ
くじけてる 逃げてる 傷ついてる 面倒くさいよ
言葉では飢えを凌げない 力では愛を得られない
現実は強い どんな夢も負けてしまいそうに強い

でも.....
愛するように愛されるために 
愛されるように愛するために
抱きしめるこの手で..... 
抱きしめたこの胸で.....

たどり着く場所がひとつだとしても
たどり着く道がひとつだとは限らない
つらいとわかっていても 行かなければならない道もあれば
なにもない荒地にさえ作りだせる道もある

違うことを怖れないで
それは孤独とは違う
きちんと向き合ってみれば
同じであることに気づくこともある

あなたはあなたに生まれてきたのだから
わたしはわたしに生まれてきたのだから
あなたはあなたを生きてゆくのだから
わたしはわたしを生きてゆくのだから

誰かのようではなく わたしになりたい
世界でたったひとりの わたしになりたい

ここにあなたがいることがすべて
ここにわたしがいることがすべて
あなたのすべてが これからはじまる
わたしのすべても これからはじまる


投稿者 agqr : 01:01

第17回~ブータン~

皆さん、こんばんは

お休み前のひととき、いかがお過ごしになりましたか?

今回も番組を振り返っていきましょう。

第17回はブータンをご紹介しました。

ヒマラヤ山脈のふもと、
中国とインドにはさまれた小さな国、
それがブータンです。

何世紀にもわたって鎖国が続き、世界から孤立してきたブータン、
しかし、地球上の多くの場所で失われてしまった手付かずの美しい自然と、
自給自足に基盤を置いた伝統的な生活文化が残っています。

かつては木材を輸出していたことから、40年前には国土の5割以下だった森林面積が、
現在は7割以上に増えています。それに伴い、トラやヒョウなど絶滅が心配されている希少動物たちも、ブータンというこの上ない環境の中で繁殖しています。
また、これらの地域には、貴重な鉱石や金属が埋蔵されていますが、それを掘り出すことはできません。森林や野生動物の生態を脅かす産業や商業活動は法律で禁止されているからです。
自然が残る豊な環境は国民の財産であり、それを目先の経済発展の犠牲にしてはならないという
確固たる信念には、感動すら覚えます。

また、ブータンで初めて行われた2005年の国勢調査では、
国民の97%が「幸福である」と回答しています。
貧しいけれど幸せという国、それが『ブータン』なのです。

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投稿者 agqr : 01:00

2009年05月08日

朗読紙片第3回「Terra」

朗読紙片第3回「Terra」

を掲載致します

目で見ながら、もう一度、松井五郎さんの世界を感じてみては

いかがでしょうか・・・


Terra


わたしは なにも 見ない
あなたが知ることのない 地中奥深くで 生きている
わたしは なにも 語らない
あなたが行くことのできない 深海の涯で 生きている

定められた虚空の抱擁に身を任せて
与えられた永遠の一片を受け入れて
なんの条件も なんの束縛も ないままに
この惑星と交わした約束を ただ果たすために

わたしは なにも 問わない
あなたが忘れかけている 空の彼方で 生きている
わたしは なにも 示さない
あなたが失いかけている 森のすべてで 生きている

積み上げられた過ちの重さを信じながら
求められる解答の数を疑いながら
たとえ小さな石でも 階段の一段となるように
たとえわずかな一滴も 大河のはじまりとなるように

それはこの鼓動から思うよりも遠くにあるだろう
それはこの血の流れから思うよりも近くにあるだろう
それはこの呼吸から思うよりも遠くにあるだろう
それはこの体温から思うよりも近くにあるだろう

わたしは 決して 奪わない
あなたが残してきた 時間の轍の一端で 生きている
わたしは 決して 殺さない
あなたが選ぶことのできない 道のどこかで 生きている

放たれた光は闇を責めることはなく
闇もまた光あるがゆえに在り続ける
形にとらわれず 名前に惑わされず
わずかな一点一点はただ線であり続ける

わたしは 決して 苦しめない
あなたと叶えようとしている 夢のつながりで 生きている
わたしは 決して 憎まない
あなたとかならず報われる 愛が生まれる場所で 生きている

なにもかもが無限であることを許されながら
命が ただ有限である真実と向かい合い
「同じ」という希望と「違う」という希望で
終わることのない絶望をも きっと越えてゆける

わたしは 決して

投稿者 agqr : 01:05

第16回~パリ~

皆さん、こんばんは

お休み前のひととき、いかがお過ごしになりましたか?

今回も番組で紹介した内容を振り返っていきましょう

第16回はパリをご紹介しました

花の都と称されるフランス・パリは、ヨーロッパの古くて美しい街のひとつです

しかも、ただ単に古いものを残すのではなく、
いまの社会にうまく活用しているところが、懐の深さを感じさせます

世界最大級の美術館のひとつ、ルーヴル美術館は、もともとは13世紀から300年間にわたって
建築が続いたかつての宮殿ですが、
今現在は、それがそっくりそのまま美術館に利用され、私たちに開放されています

また、古い時代の街を描いた風景画そのままの町並みが今も残っていたりします

まさにパリは、「歴史を見る」ことができる街なのです


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投稿者 agqr : 01:00

 

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