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コラム:町田忍の団塊コレクション 16回 2008年09月09日

『カキ氷』
 
 夏の風物詩ともいえる「カキ氷」の暖簾を
街中で見かけると「夏が来た!」という気分になれる。
特に波しぶきと千鳥が飛んで、真っ赤のな大きな字で
「氷」と入った旗が一般的である。
 
 私がカキ氷で思い出すことは、昭和30年頃、
自宅前にあった小さな甘味屋で、親にカキ氷や
サイダー、ラムネなどをよく買ってもらったことだ。
ラムネは直接ビンでラッパ飲みだったが
サイダーはコップに入れてもらってものだ。
その時のストローは麦わら製だった。
サイダーの泡が麦わらストローの
表面にいくつも出ていたことを
今でもはっきり覚えている。
 
shaved ice.jpg
夏の風物詩「氷」の暖簾
 
 ところで、カキ氷は独特の手回し氷削機が
使用されていた。こうのような氷削機には
富士山などの絵も入っていた。
この機械は明治20年頃に登場したようだが
それ以前は、大工さんが使用する
カンナのような道具で氷を削っていたというから
実にのんびりとしていた時代だったようだ。
 
(町田忍)
 

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「ドコモ団塊倶楽部」は熱い青春時代からラジオを お聞きいただいている団塊世代の皆様に、心地よい 音楽と話題にのせてエールを送り続けている番組です。 番組は毎月1回の放送で、2005年1月よりスタート、 あの頃も、そして今も輝き続ける団塊仲間の方のお話 を伺ったり、懐かしい時代を紐解いてみたり・・・・。 レトロに浸る心地よさと同時に、今をそしてこれからを 楽しんで生きる気分をお届けしています。 番組のスーパーバイザーは1947年生まれ団塊ド真ん中・ 漫画家の弘兼憲史さんと団塊ジュニアを代表して石川真紀アナウンサー。

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