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コラム:町田忍の団塊コレクション 10回 2008年03月08日

『ケロリンのおけ』
 
 全国の先頭や温泉などでよく見かける、
黄色い「ケロリン」と 文字の入った桶は有名だ。
 ではいったいこの桶はいつ、どこで、なぜ
置かれるようになったのであろうか。
 それにはまず、ケロリンとは何ぞや?から
説明する必要がある。
 
kerorin-kusuri.jpg
「のんでよくきく頭痛薬」/錠剤のケロリン
 
 ケロリンは富山に本社のある内外薬品より、
大正14年から発売されている、頭痛、生理痛、
歯痛用の解熱鎮静剤の薬品である。
 パッケージのデザインも大正時代と基本的には
変わっていないレトロな絵である。、
 さて、桶の出現はというと、昭和38年、
東京駅前・八重洲口の『東京温泉』において
誰もが目にする場所ということで、
桶の底に広告として入れられたのが
初めである。
 現在でも、年間に約4~5万個が
出回っているという。 
 
 ちなみに東京型より関西型の方が
桶の大きさが ひと回り小さいのだが、これは、
湯を無駄にしないように、というところからと聞く。
 
kerorin-oke.jpg
銭湯の桶 その底には「ケロリン」のロゴが
 
  
(町田忍)

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「ドコモ団塊倶楽部」は熱い青春時代からラジオを お聞きいただいている団塊世代の皆様に、心地よい 音楽と話題にのせてエールを送り続けている番組です。 番組は毎月1回の放送で、2005年1月よりスタート、 あの頃も、そして今も輝き続ける団塊仲間の方のお話 を伺ったり、懐かしい時代を紐解いてみたり・・・・。 レトロに浸る心地よさと同時に、今をそしてこれからを 楽しんで生きる気分をお届けしています。 番組のスーパーバイザーは1947年生まれ団塊ド真ん中・ 漫画家の弘兼憲史さんと団塊ジュニアを代表して石川真紀アナウンサー。

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