スタジオに入った、そのパンダ柄の人物は、おもむろにリスナーから来たとおぼしきメールを読む読む。

もっすごい読んでる。

熟読。

その読む様に、いっぺんの無駄もなく、その姿は、悟りすら感じさせた。

「うーむ、こいつできるな！」

目が離せなくなった僕はしばらく彼の動きを注視し続けた。

そうこうしているうちに
ついに、我慢できなくなった僕は、勇気を振り絞って声をかけてみた。

「すみません。」

「ん？」

振り向いた彼は、いくぶん怪訝な表情を浮かべていた。

「あなた、もしかして、・・・・達人・・・・ですか？」

怪訝な表情をいくぶん緩めつつ、彼は答えた。

「はい、達人です。」

ここに、いたー！！！

キタコレ。

わきあがる喜びの感情を必死に押さえつつ、僕は彼にひとつのお願いをした。

「すみません。ぶしつけでなんですが、、、、あの今、伝承者を探しているのですが
ひとつ、アナタの奥義を見せていただくこと可能でしょうか？」

「よかろう」

彼は、その見た目から想像される年齢からするといくぶん、でかい態度を匂わせつつも
おもむろに椅子から立ち上がった。

「では、見ていなさい」

「はい」

期待をこめた眼差しで、彼の一挙手一投足に注目する僕。

そして・・・・。

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無様。

腰がはいってない。

結論。

んーっとねぇ、伝承者はお前じゃネェ。

＜俺じゃねーんだ！残念♪の顔（本当は放送を聴かないでダメポッドを聴いている顔です。）＞
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（U）