2月20日放送分後記

皆さま、こんにちは。安藤和津です。
今回お迎えしたゲストは、先週に引き続き、
『チョコレートの奇跡』を先月出版された楠田枝里子さんでした。

チョコレートのお話一つとっても分かるように、
楠田さんは本当に好奇心と探究心に満ちあふれた女性。
「これだ!」と思ったら、目的に向かって突き進む行動力も兼ね備えていて、
その一途ともいえる意志の強さは圧倒されるほどです。

ご存知テレビの司会者としてのお仕事はもちろん、
科学エッセイや絵本、ノンフィクション、
さらには「ナスカの地上絵」の研究・保護活動への支援など
楠田さんの探究心は留まることを知らないみたい(笑)

「ナスカの地上絵」については、
海外を飛び回ってさまざまなものを見てきた楠田さんでも、
内臓がひっくり返るくらいの衝撃をうけたそうです。
日本という国で身につけた美的感覚が通じない、
美しいのか醜いのか分からない。そんな不思議な体験…。
「100回見たら100通りの感動がある」と、楠田さんは語ってくれました。

2楠田.jpg


もうひとつ。楠田さんの危機一髪には、こちらの内臓がひっくり返りました!
セスナのトビラを取り払い、そこから身を乗り出して地上絵の撮影をしていたら、
あるとき座席が外れて落ちかけた!!なんて。
さすがに「もうダメだ」と思ったそうです(笑)

そんな経験があったのに、私が「ナスカの地上絵を見てみたい」と言えば、
「行きましょう!」と二つ返事の楠田さん。本当に素晴らしいフットワーク!
放送には入っていませんが、次にやりたいことをお聞きしたときには、
このようなことをおっしゃいました。
「まだ言えない。まずは自分の中で熟成させてからでないと」。

楠田さんの行動力は、目的意識にもとづいたものなんですよね。あっぱれ!

さて、次回は露木茂(つゆき・しげる)さんをお迎えします。
どうぞお楽しみに!!

2011.02.21

安藤和津 トークマルシェ

安藤和津さんがさまざまなジャンルで活躍されている方をお迎えして、その時々に興味と関心の高い話題を伺います。安藤和津さんは、エッセイストとして、二人の娘の母として、俳優・映画監督の妻として、CNNの元ニュースキャスターとして、母の介護をしてきた女性として・・・いろいろな視線で優しく面白くインタビューしています。日曜日の朝、トークのマルシェ(市場)へようこそ。


プロフィール

東京生まれ。初等科から高校まで学習院に学ぶ。
上智大学独文科卒業後、イギリスに留学。エッセイストやコメンテーターとしてテレビ番組に出演。夫は、俳優・映画監督の奥田瑛二氏。著書は『女盛りは子育て盛り-Momoko&Sakura』文化出版局、『月うさぎ』奥田瑛二絵、あすなろ書房、『あいうえお-安藤和津の主婦と生活』PHP研究所、『愛すること愛されること』講談社、『てきぱき家事絵本』小学館、『忙しママの愛情レシピ121』講談社、『愛すること愛されること』講談社<講談社文庫>、『さくらうさぎ』奥田瑛二絵、ミキハウス、『オムツをはいたママ-母との愛と格闘の日々』グラフ社、『長い散歩』学習研究社 など