2月6日放送分後記

皆さま、こんにちは。安藤和津です。
今回お迎えしたゲストは、先週に引き続き、
芸能界の礎を築いてきたと言っても過言ではない女優・中村メイコさんでした。

なんとメイコさんは、2歳8カ月で女優デビュー!
これまでお仕事を休んだのは出産のときぐらいというから驚きです。
何より、お仕事を嫌々したことがないそうで、
メイコさんにとって「女優」という職業はまさに天職なんですね。

メイコさんは、戦前の実験放送の頃から現代の3Dまで、
テレビ番組の長い歴史をすべて経験されている貴重な女優さんです。
当時の映画撮影の現場について、テレビドラマの撮り方について、
さらには美空ひばりさんとのエピソードまでさまざまなお話を伺うことができました。

著書『人生の終いじたく だって気になるじゃない、死んだ後のこと』の中には、
昭和を代表するスターとのエピソードも満載なんですよ!

そして、メイコさんがおっしゃっていた通り、
この本はぜひ若い方にこそ読んでいただきたいもの。
皆さんはご自分の葬儀に何を望みますか?
メイコさんは、お棺や祭壇、霊柩車は最低料金のものでいいと語っています。
棺なんてどうせ焼いちゃうんだから、「お金のかかることはしなさんな」。
それが、本に込められたメッセージのひとつ。
因習や世間体に縛られず、自分たちが納得しているならいいじゃないか…と。
私も大いに共感し、どこか救われたような気持ちになりました。

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メイコさんのような先輩がいらっしゃると、年を重ねることが怖くなくなります。
“中村メイコはどうあるべきか” を貫いていらっしゃるんですよね。
私もぜひ見習いたい!

さて、次回は楠田枝里子(くすだ・えりこ)さんをお迎えします。
いったいどんなお話が飛び出すのか!? お楽しみに!!

2011.02.07

安藤和津 トークマルシェ

安藤和津さんがさまざまなジャンルで活躍されている方をお迎えして、その時々に興味と関心の高い話題を伺います。安藤和津さんは、エッセイストとして、二人の娘の母として、俳優・映画監督の妻として、CNNの元ニュースキャスターとして、母の介護をしてきた女性として・・・いろいろな視線で優しく面白くインタビューしています。日曜日の朝、トークのマルシェ(市場)へようこそ。


プロフィール

東京生まれ。初等科から高校まで学習院に学ぶ。
上智大学独文科卒業後、イギリスに留学。エッセイストやコメンテーターとしてテレビ番組に出演。夫は、俳優・映画監督の奥田瑛二氏。著書は『女盛りは子育て盛り-Momoko&Sakura』文化出版局、『月うさぎ』奥田瑛二絵、あすなろ書房、『あいうえお-安藤和津の主婦と生活』PHP研究所、『愛すること愛されること』講談社、『てきぱき家事絵本』小学館、『忙しママの愛情レシピ121』講談社、『愛すること愛されること』講談社<講談社文庫>、『さくらうさぎ』奥田瑛二絵、ミキハウス、『オムツをはいたママ-母との愛と格闘の日々』グラフ社、『長い散歩』学習研究社 など