1月23日放送分後記

皆さま、こんにちは。安藤和津です。
今回お迎えしたゲストは、先週に引き続き、
世界的な帽子デザイナーである平田暁夫さんでした。

奥様である恭子さんとの馴れ初め話は、とっても楽しかったですよね。
「出来あがった帽子が気に入らなかった」。 それが、きっかけだなんて!
巨匠と呼ばれる平田さんも奥様には敵わないみたい(笑)

当時、日本で確固たる地位を築いていた平田さんが、
パリでふたたび学び直そうと思えたのも奥様の強力な後押しがあってこそ。
行動派で社交的な恭子さんは、平田さんのプロデューサー的存在なんですね。

平田2.jpg


そうして、フランス・パリに渡った平田さんは、
帽子の“型”から自分自身で製作するという
オートモード(高級帽子)ならではの伝統的な技法と出会います。
型から自分で作るということは、イメージを自在に立体化できるということ。
そのときの感動を、平田さんはこう語っていました。
「今後、帽子がどれだけ移り変わったとしても、自分のオリジナルを追求していける」。
まさに、芸術家でもあり、職人でもある平田さんならではのお言葉!

平田さんの本「AKIO et AQUIRAX 平田暁夫の帽子」では、
その独創的でエレガントな世界観を存分に楽しむことができますよ。
私は、女性の裸体に帽子がこんなに似合うなんて、初めて知りました!
番組で本の中身をお見せできなかったのが本当に残念。

それからもうひとつ!南青山にある複合文化施設『スパイラル』にて、
平田暁夫さんの作品展が開催されます。日程は、6月中旬から10日間。
詳細は『スパイラル』にお問い合わせくださいませ。

86歳になった今なお新作を作りつづけるその情熱!
私もぜひ見習いたいものです。
今回、お二人の姿に理想の夫婦像を見たような気がします。
平田さん、奥様の恭子さん、本当にありがとうございました!

さて、次回は中村メイコさんをお迎えします。
お楽しみに!!

2011.01.24

安藤和津 トークマルシェ

安藤和津さんがさまざまなジャンルで活躍されている方をお迎えして、その時々に興味と関心の高い話題を伺います。安藤和津さんは、エッセイストとして、二人の娘の母として、俳優・映画監督の妻として、CNNの元ニュースキャスターとして、母の介護をしてきた女性として・・・いろいろな視線で優しく面白くインタビューしています。日曜日の朝、トークのマルシェ(市場)へようこそ。


プロフィール

東京生まれ。初等科から高校まで学習院に学ぶ。
上智大学独文科卒業後、イギリスに留学。エッセイストやコメンテーターとしてテレビ番組に出演。夫は、俳優・映画監督の奥田瑛二氏。著書は『女盛りは子育て盛り-Momoko&Sakura』文化出版局、『月うさぎ』奥田瑛二絵、あすなろ書房、『あいうえお-安藤和津の主婦と生活』PHP研究所、『愛すること愛されること』講談社、『てきぱき家事絵本』小学館、『忙しママの愛情レシピ121』講談社、『愛すること愛されること』講談社<講談社文庫>、『さくらうさぎ』奥田瑛二絵、ミキハウス、『オムツをはいたママ-母との愛と格闘の日々』グラフ社、『長い散歩』学習研究社 など