12月26日放送分後記
皆さま、こんにちは!安藤和津です。
2010年ラストの放送は、大ベストセラー『五体不満足』で知られる
乙武洋匡さんをお迎えしてお送りしました。
実は、乙武さんとは以前から何度もお会いしているのに、
ゆっくりとお話できるタイミングがなかなか無くて本当に残念だったんです。
今回、初めてじっくりとお話をうかがえる機会に恵まれて、
個人的に知りたかったことをどんどん聞いてしまいました!
今年発売された乙武さん初の小説『だいじょうぶ3組』は、
3年間務めた小学校教員の体験をもとに執筆されたそうなんですが、
そもそも、なぜ小学校の先生に? って思いますよね。
乙武さんは、こう語ってくださいました。
子供たちが、被害者だけでなく、加害者としてもニュースで取り上げられる時代。
子供たちのあり方を問う前に、私たち大人がもっと子供の個性に寄り添った
柔軟な対応をすべきではないのか…と。
五体満足でも、“心不満足”な子供たちが増えているのは、
まわりの大人や環境がそうさせているのかもしれません。
子供たちに対して、ストライクゾーンを広くかまえてあげること。
『だいじょうぶ3組』は、そういった乙武さんの想いと行動がギュッとつまった小説です。
何より、ご自身をモデルにした個性的な赤尾先生と生徒たちのエピソードは、
驚いたり、考えさせられたり、とっても興味深いものばかり!
生徒からの予想できないびっくり質問も飛び出しましたよね。
時間が許されるなら、もっといろいろ聞き出したかったぐらい(笑)
さて、次回は年をまたいで、
2児の父親でもある乙武さんのプライベートに迫ります!
箱根駅伝放送があるため、1月2日はお休み。
新年第1回目の放送は1月9日になりますのでお聞き逃しなく!
今年も1年間本当にありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
2011年が皆さまにとって、素晴らしい年となりますように。
12月19日放送分後記
皆さま、こんにちは。安藤和津です。
今回お迎えしたゲストは、先週に引き続き、
今年南アフリカで開催されたサッカーのワールドカップで
笛を吹いたサッカー国際審判の西村雄一さん(38)でした。
インタビュー終了後、西村さんが貸してくださった
ワールドカップに参加した審判だけがもらえる貴重なメダルを首にかけて
はしゃぎまくる私とスタッフたち。
西村さんがこのメダルにたどりつけたのは、
下のレベルの試合から1つ1つ丁寧にさばき続けた努力の結果です。
前回、西村さんは18歳から審判の勉強を始められた、という
お話がありましたが、審判を目指されたキッカケが素晴らしい!
昔、指導していた少年サッカーチームの試合で、
判定ミスで試合に負けて、子供たちが泣いてしまったんだとか。
サッカー少年たちを判定で悲しませてはいけないという思いから
西村さんの審判への道が始まったそうです。
18歳でその境地に至ることができた西村さんの心は、とってもキレイです。
久し振りに心がまっすぐな若い方にあったような気がします。
そして、将来の夢は?とうかがったところ、
「次の試合を正確にさばくことだけです」というお答え。
ワールドカップの決勝で笛を吹くことという答えなのかと思いましたが
よく考えたら、次の試合を正確にさばくことが
結果的にワールドカップの決勝につながるんですね。
普通のことを毎日真面目に積み重ねて行く。
一見、平凡に聞こえますが、これがいかに難しく、大変なことか!
自戒をこめつつ(笑)、私も西村さんに見習おうと思います!
西村さん、ありがとうございました!
さて、次回は乙武洋匡(おとたけ・ひろただ)さんをお迎えします!
お楽しみに!
12月12日放送分後記
皆さま、こんにちは。安藤和津です。
今回お迎えしたゲストは、
今年南アフリカで開催されたサッカーのワールドカップで
笛を吹いたサッカー国際審判の西村雄一さん(38)でした。
日本代表が初めて出場したフランス・ワールドカップのとき、
現地フランスまで応援にいったほどのサッカーフリークの私。
でも、これまで審判にそれほど注目したことはありませんでした。
時には、熱烈なサポーターからはヤジの対象になる存在というポジションですよね。
でも、よく考えたら審判なくしては試合が成立しない
大事な大事な存在なんです。
そして、今年の南アフリカのワールドカップ。
もちろん、テレビで連日応援していましたが、
生まれて初めて審判の存在を強く意識させてくれたのがゲストの西村雄一さん!
毅然とした態度で世界の一流選手をさばく日本男子(しかもイケメン)の姿に
まさにフォーリンラブ!
あんなに速いプレーの連続!もの凄いプレッシャーなんだろうな~
と思っていたのですが、西村さんはさらりと
「普通の試合と同じですよ」
なんとクール!
別に遠慮しているわけでも、謙遜しているわけでもないんです。
西村さんは心の底からそう思ってらっしゃるんです。
しかも、一流チーム同士の試合の方が、プレーの先が読みやすく
逆にさばきやすい、という「な、なるほど!」というひと言も
飛び出しました。38歳という若さでこの沈着冷静さ。
完全に悟りの境地に達しているのではないでしょうか?
次回も西村さんのお話が続きます!お楽しみに!
12月5日放送分後記
皆様、こんにちは!
今回は、先週に引き続き、ノンフィクション作家の
秋尾沙戸子(あきお・さとこ)さんをお迎えしました。
好奇心旺盛で、興味を持ったらとことん追求したくなる
秋尾さんは、テレビでキャスターとして活躍しながら、
「現場を見ないとわからない」
という切羽詰まった思いから、海外へ飛び出します!
しかも、向かった先は、ベルリンの壁崩壊前後の、
混迷を極める“東欧”。
東欧の情報の少ない日本では「危ないのでは?」
と思われていた地域に知り合いもいないのに
たった1人で飛び込む勇気。
そうです。秋尾さんは好奇心と行動力の方なんです。
決して、真似をしてってわけじゃないんですが、
何の情熱も目標もないような
草食男子のみなさんには秋尾さんの爪の垢を煎じて
飲んでいただきたいわ(笑)
そして、去年完成した『ワシントンハイツ―GHQが東京に刻んだ戦後』
戦後の日本を検証しなければ今の日本がわからない、という危機感のもと
約6年もかかって秋尾さんが調査し書き上げた、素晴らしいノンフィクションです。
秋尾さんはお母様から受け継がれた素敵な和服で
スタジオにお越し下さいましたが、それは
お洒落ということより、秋尾さんのポリシーに基づく意識からなんです。
それは私達があまりにも日本の伝統、文化、歴史を知らなすぎるということ。
まず日本のことを日本人がしらなければ。
これからさらに難しい時代になったときのために
「ワシントンハイツ」を書いたつもり、という秋尾さんの決意にとても感動しました。
さて、次回は今年南アフリカで行われたサッカーのワールドカップで
笛を吹いたサッカー国際主審の西村雄一さんをお迎えします。
どうぞお楽しみに!