12月5日放送分後記
皆様、こんにちは!
今回は、先週に引き続き、ノンフィクション作家の
秋尾沙戸子(あきお・さとこ)さんをお迎えしました。
好奇心旺盛で、興味を持ったらとことん追求したくなる
秋尾さんは、テレビでキャスターとして活躍しながら、
「現場を見ないとわからない」
という切羽詰まった思いから、海外へ飛び出します!
しかも、向かった先は、ベルリンの壁崩壊前後の、
混迷を極める“東欧”。
東欧の情報の少ない日本では「危ないのでは?」
と思われていた地域に知り合いもいないのに
たった1人で飛び込む勇気。
そうです。秋尾さんは好奇心と行動力の方なんです。
決して、真似をしてってわけじゃないんですが、
何の情熱も目標もないような
草食男子のみなさんには秋尾さんの爪の垢を煎じて
飲んでいただきたいわ(笑)
そして、去年完成した『ワシントンハイツ―GHQが東京に刻んだ戦後』
戦後の日本を検証しなければ今の日本がわからない、という危機感のもと
約6年もかかって秋尾さんが調査し書き上げた、素晴らしいノンフィクションです。
秋尾さんはお母様から受け継がれた素敵な和服で
スタジオにお越し下さいましたが、それは
お洒落ということより、秋尾さんのポリシーに基づく意識からなんです。
それは私達があまりにも日本の伝統、文化、歴史を知らなすぎるということ。
まず日本のことを日本人がしらなければ。
これからさらに難しい時代になったときのために
「ワシントンハイツ」を書いたつもり、という秋尾さんの決意にとても感動しました。
さて、次回は今年南アフリカで行われたサッカーのワールドカップで
笛を吹いたサッカー国際主審の西村雄一さんをお迎えします。
どうぞお楽しみに!