11月28日放送分後記
皆様、こんにちは!
今回は、ノンフィクション作家の
秋尾沙戸子(あきお・さとこ)さんをお迎えしました。
秋尾さんと私はある意味、“戦友”といってもいいかもしれません。
曜日は違いましたが、CNNデイウォッチで、
既婚は珍しかったあの頃に、
秋尾さんは“主婦”、私は“主婦&妊婦”(笑)として、
慣れない翻訳の添削など、戦っておりました!
今回はとくに秋尾さんのこれまでを詳しくうかがったのですが、
まさに優秀なキャリアウーマン!
家のことも仕事もなんでもテキパキとこなせる頭の回転の速さは
うらやましい限り。
今度モノが多い我が家の片づけを監修していただこうかしら(笑)
そんな秋尾さんの頭の回転の速さの根底にあるのは、
知識欲と好奇心なんだと思います。
1つのことに興味を持つと、とことん追求したくなる秋尾さん。
そして、それを人に伝えたいという情熱。
そこには目には見えない秋尾さんの努力の積み重ねがあってこそ!
次回は秋尾さんのとまらない好奇心が東欧へ向かわせたエピソードと、
長年の努力の結晶、『ワシントンハイツ―GHQが東京に刻んだ戦後』
に迫ります!どうぞお楽しみに!
11/21放送分後記
皆様、こんにちは!
先週に引き続き、歌人の俵万智さんをお迎えしました。
いかがだったでしょうか?
俵さんのお話をうかがっていると、
俵家は家庭教育がしっかりされていたんだなぁとつくづく思います。
小学校時代、超速読だった俵さんに
「時間をかけて本を書いた人はどう思うかな~」
と優しく指摘されたお母様。
これほど趣深い言葉をさらっと言える母親はそうそういません!
(俵さんはそれ以降、本をじっくりゆっくり読むようになったそうです)
そして、お父様は俵さんに
「学生は勉強ができていいな~」
と常々おっしゃっていたそうです(笑)
厭味でも何でもなく、純粋に心の底から思っておっしゃっていたんだとか。
そんなご両親に育まれれば、
勉強が大好きな優等生にならないわけはありません!
そして、大学時代に出会った短歌の世界。
―――千年以上も続いている、日本が世界に誇る古典
―――千年も前の形がそのまま残っているなんて世界的にも珍しい
俵さんに指摘されるまで気付きませんでした!
そうです。短歌は世界に誇る日本の古典。
最近、流行のサイクルが早すぎると思いませんか?
サイクルに追いつくために、歌などはどうしても大量生産しなければ
ならないのかもしれません。
でも、簡単に出来るものは、簡単に忘れてしまうもの。
千年以上も残り続ける短歌に思いをはせながら、そんなことを考えました。
さて、次回はノンフィクション作家の秋尾沙戸子さんをお迎えします。
どうぞお楽しみに!
11/14放送分後記
皆様、こんにちは!
今回は、歌人の俵万智さんをお迎えしました。
いかがだったでしょうか?
実は私、「サラダ記念日」が大ベストセラーになった当時からずっと、
俵さんの大ファンで、俵さんの様々な作品に感銘を受けています。
俵さんは恋愛の短歌が多く、素晴らしい作品がたくさんありますが、
私がとくに好きなのが日常の何気ないシーンを切り取った作品です。
人だけではなく、空気感だったり、野菜だったり、
ありとあらゆるものに注がれる俵さんの視線は、
多分人が生きるということの小さな積み重ねを
愛を持って切り取ってくれるので、私の心の琴線に触れるんです。
もしかしたら、私と俵さんは感じる部分が似ているのかもしれない
なんて図々しく思っていたんですが・・・判明しました!
俵さんも私も、「逆上がりができない」、「自転車に乗れない」という
共通項があったんです!(え、そっち? 笑)
俵さんがまるで他人じゃないような気がして仕方ありませんでした。
さて、次回も俵万智さんのお話が続きます。どうぞお楽しみに!
10月31日放送分後記
皆様、こんにちは!
先週に引き続き、
日本の中国料理界で日本人としてはトップクラスに君臨する
脇屋友詞さんをお迎えした放送でしたが、いかがだったでしょうか?
赤坂の有名な中国料理のお店に、
中学卒業と同時に飛び込んだ脇屋さん。
そこで脇屋さんは料理のテクニックはもちろんですが、
サービスとは何かということを身をもって学ばれます。
「常に相手の立場にたって考える」。
これがサービスの真髄。
当たり前だと思われるかもしれませんが、
これがいかに難しいかは、私も含めて、
皆様もちょっと心当たりがあるんじゃないでしょうか?
自分本位に考えがちなのが人間の常ですよね。
自分を捨てて、いかに相手の立場になって考えられるか?
相手の立場になって考えるのが、「楽しい」「うれしい」と
思える人がサービスの世界では一流になれるのかもしれません。
脇屋さんの「相手の立場になって考える」力が発揮されたのが
中国料理をフランス料理のように小分けにお出しする、という
新しいスタイルだったわけです。
大皿料理が基本の中国料理としては斬新なアイデアでしたね!
それもこれも、脇屋さんの「現場主義」に基づくモノ作りへの
コダワリが根底にあるんだと思います。
どんなジャンルでも一流のクリエーターは、体で覚えたことを
大切にされていると思うんです。
さて、久しぶりにトゥーランドットで贅沢しようかな・・・。
さて、次回は歌人の俵万智さんをお迎えします。どうぞお楽しみに!