11/21放送分後記
皆様、こんにちは!
先週に引き続き、歌人の俵万智さんをお迎えしました。
いかがだったでしょうか?
俵さんのお話をうかがっていると、
俵家は家庭教育がしっかりされていたんだなぁとつくづく思います。
小学校時代、超速読だった俵さんに
「時間をかけて本を書いた人はどう思うかな~」
と優しく指摘されたお母様。
これほど趣深い言葉をさらっと言える母親はそうそういません!
(俵さんはそれ以降、本をじっくりゆっくり読むようになったそうです)
そして、お父様は俵さんに
「学生は勉強ができていいな~」
と常々おっしゃっていたそうです(笑)
厭味でも何でもなく、純粋に心の底から思っておっしゃっていたんだとか。
そんなご両親に育まれれば、
勉強が大好きな優等生にならないわけはありません!
そして、大学時代に出会った短歌の世界。
―――千年以上も続いている、日本が世界に誇る古典
―――千年も前の形がそのまま残っているなんて世界的にも珍しい
俵さんに指摘されるまで気付きませんでした!
そうです。短歌は世界に誇る日本の古典。
最近、流行のサイクルが早すぎると思いませんか?
サイクルに追いつくために、歌などはどうしても大量生産しなければ
ならないのかもしれません。
でも、簡単に出来るものは、簡単に忘れてしまうもの。
千年以上も残り続ける短歌に思いをはせながら、そんなことを考えました。
さて、次回はノンフィクション作家の秋尾沙戸子さんをお迎えします。
どうぞお楽しみに!