10月31日放送分後記
皆様、こんにちは!
先週に引き続き、
日本の中国料理界で日本人としてはトップクラスに君臨する
脇屋友詞さんをお迎えした放送でしたが、いかがだったでしょうか?
赤坂の有名な中国料理のお店に、
中学卒業と同時に飛び込んだ脇屋さん。
そこで脇屋さんは料理のテクニックはもちろんですが、
サービスとは何かということを身をもって学ばれます。
「常に相手の立場にたって考える」。
これがサービスの真髄。
当たり前だと思われるかもしれませんが、
これがいかに難しいかは、私も含めて、
皆様もちょっと心当たりがあるんじゃないでしょうか?
自分本位に考えがちなのが人間の常ですよね。
自分を捨てて、いかに相手の立場になって考えられるか?
相手の立場になって考えるのが、「楽しい」「うれしい」と
思える人がサービスの世界では一流になれるのかもしれません。
脇屋さんの「相手の立場になって考える」力が発揮されたのが
中国料理をフランス料理のように小分けにお出しする、という
新しいスタイルだったわけです。
大皿料理が基本の中国料理としては斬新なアイデアでしたね!
それもこれも、脇屋さんの「現場主義」に基づくモノ作りへの
コダワリが根底にあるんだと思います。
どんなジャンルでも一流のクリエーターは、体で覚えたことを
大切にされていると思うんです。
さて、久しぶりにトゥーランドットで贅沢しようかな・・・。
さて、次回は歌人の俵万智さんをお迎えします。どうぞお楽しみに!