10月31日放送分後記

皆様、こんにちは!
先週に引き続き、
日本の中国料理界で日本人としてはトップクラスに君臨する
脇屋友詞さんをお迎えした放送でしたが、いかがだったでしょうか?

赤坂の有名な中国料理のお店に、
中学卒業と同時に飛び込んだ脇屋さん。
そこで脇屋さんは料理のテクニックはもちろんですが、
サービスとは何かということを身をもって学ばれます。

「常に相手の立場にたって考える」。
これがサービスの真髄。
当たり前だと思われるかもしれませんが、
これがいかに難しいかは、私も含めて、
皆様もちょっと心当たりがあるんじゃないでしょうか?
自分本位に考えがちなのが人間の常ですよね。

自分を捨てて、いかに相手の立場になって考えられるか?
相手の立場になって考えるのが、「楽しい」「うれしい」と
思える人がサービスの世界では一流になれるのかもしれません。

2脇屋.jpg


脇屋さんの「相手の立場になって考える」力が発揮されたのが
中国料理をフランス料理のように小分けにお出しする、という
新しいスタイルだったわけです。
大皿料理が基本の中国料理としては斬新なアイデアでしたね!

それもこれも、脇屋さんの「現場主義」に基づくモノ作りへの
コダワリが根底にあるんだと思います。
どんなジャンルでも一流のクリエーターは、体で覚えたことを
大切にされていると思うんです。

さて、久しぶりにトゥーランドットで贅沢しようかな・・・。

さて、次回は歌人の俵万智さんをお迎えします。どうぞお楽しみに!

2010.11.01

安藤和津 トークマルシェ

安藤和津さんがさまざまなジャンルで活躍されている方をお迎えして、その時々に興味と関心の高い話題を伺います。安藤和津さんは、エッセイストとして、二人の娘の母として、俳優・映画監督の妻として、CNNの元ニュースキャスターとして、母の介護をしてきた女性として・・・いろいろな視線で優しく面白くインタビューしています。日曜日の朝、トークのマルシェ(市場)へようこそ。


プロフィール

東京生まれ。初等科から高校まで学習院に学ぶ。
上智大学独文科卒業後、イギリスに留学。エッセイストやコメンテーターとしてテレビ番組に出演。夫は、俳優・映画監督の奥田瑛二氏。著書は『女盛りは子育て盛り-Momoko&Sakura』文化出版局、『月うさぎ』奥田瑛二絵、あすなろ書房、『あいうえお-安藤和津の主婦と生活』PHP研究所、『愛すること愛されること』講談社、『てきぱき家事絵本』小学館、『忙しママの愛情レシピ121』講談社、『愛すること愛されること』講談社<講談社文庫>、『さくらうさぎ』奥田瑛二絵、ミキハウス、『オムツをはいたママ-母との愛と格闘の日々』グラフ社、『長い散歩』学習研究社 など