8月8日放送分後記
みなさま、こんにちは。
ゲストに【三田村邦彦さん】をお迎えした
2回目の放送はいかがだったでしょうか?
新潟県新発田市から、「予備校に通う」とご両親に嘘をついて
上京し、劇団に入った三田村さん。
でも、いつの時代も、劇団員の皆さんは、演劇だけでは生活
できません!
そこでとび職のバイトを始めますが、三田村さんは、
生来の器用さを発揮し、親方から「役者をやめてとびになれ」
と誘われるほどの仕事振りだったそうです。
三田村さんのご実家は宝石屋さん。
昔から、小石を拾ってきては研磨していたそうなので
“工作”することが大好きだったようですね。
そんな中、村上龍さんの「限りなく透明に近いブルー」で、
いきなり主役に抜擢された三田村さん。
誰だって飛びつくと思いますよね?
でも、最初、三田村さんは「役が気に入らない」と断ったそうです。
説得されて撮影に入っても、監督の村上龍さんと衝突してばかり。
若い俳優が生意気な!と思われるかもしれませんが、
あの時代の俳優はみんなとがっていたんです。
それなりに根拠があるみたいなのですが、とにかく頑固!
そして、生意気!ちなみに私のダンナも(笑)
それが若さというエネルギーなのかもしれませんね。
“演技”に命をかけていたんです!
そして、三田村さんはその後、「必殺仕事人」で、
人を殺める役どころに違和感を抱き悩まれたそうです。
あくまでフィクションではありますが、
三田村さんの正義感、誠実さのあらわれですよね。
でも、裏方スタッフのカメラマンからかけられた言葉
「お前のコトは好きでも嫌いでもないが、
俺たちはお前で食べている。お前に全てをかけている」
この言葉を聞いて、三田村さんは本当のプロになった
のかもしれませんね。
さて、次回は坂本九さんのお嬢様、
舞坂ゆき子さんをお迎えします。
どうぞお楽しみに。