4月25日放送分後記

みなさま、こんにちは。
ゲストに【元総理大臣の安倍晋三さん】をお迎えした
1回目の放送はいかがだったでしょうか?

政治家一家のお生まれなので、
さぞや子供の頃から厳格な雰囲気の中で
育てられたのではないかと思っていましたが
お話をうかがうとどうやら違ったようです。

なにしろ安倍さんが物心ついた時、
お父様の晋太郎さんはちょうど落選し、“失業中”。
家に帰ってくると黙って座っている辛そうな後ろ姿
ばかりが記憶にあるそうです。

1安倍総理.jpg


もちろん、贅沢などできません。
子供は意外と周りの目や空気を読むことに長けているもの。
つつましやかに暮らしながら、
学校の友達と遊ぶ毎日を送った安倍さん。
私達の子供の頃と変わらない日常ですよね。

ただ、やはりそこは政治家をお父様にもった宿命。
復活をかけるお父様とお母様は、ほとんど家におらず、
安倍さんは寂しい思いをしたと正直に語って下さいました。

ご両親が安倍さんに“勉強ではなく、遊び相手として”
家庭教師をつけられたのもうなずけます。
その家庭教師が平沢勝栄さんだったのは本当に偶然なんだとか。

のちに政治家になる平沢さんが家庭教師だなんて、
類は友を呼ぶ?ではないですが、政治に囲まれた環境、
集まるところには人が集まるものなんですね。

私達と変わらない生活を送りながら、やはり政治という特殊な世界に
囲まれた中で成長した安倍さんが、政治家になられたのも、
おそらく自然な成り行きなんだと思います。

さて、次回も安倍さんのお話が続きます!
どうぞお楽しみに。

2010.04.26

安藤和津 トークマルシェ

安藤和津さんがさまざまなジャンルで活躍されている方をお迎えして、その時々に興味と関心の高い話題を伺います。安藤和津さんは、エッセイストとして、二人の娘の母として、俳優・映画監督の妻として、CNNの元ニュースキャスターとして、母の介護をしてきた女性として・・・いろいろな視線で優しく面白くインタビューしています。日曜日の朝、トークのマルシェ(市場)へようこそ。


プロフィール

東京生まれ。初等科から高校まで学習院に学ぶ。
上智大学独文科卒業後、イギリスに留学。エッセイストやコメンテーターとしてテレビ番組に出演。夫は、俳優・映画監督の奥田瑛二氏。著書は『女盛りは子育て盛り-Momoko&Sakura』文化出版局、『月うさぎ』奥田瑛二絵、あすなろ書房、『あいうえお-安藤和津の主婦と生活』PHP研究所、『愛すること愛されること』講談社、『てきぱき家事絵本』小学館、『忙しママの愛情レシピ121』講談社、『愛すること愛されること』講談社<講談社文庫>、『さくらうさぎ』奥田瑛二絵、ミキハウス、『オムツをはいたママ-母との愛と格闘の日々』グラフ社、『長い散歩』学習研究社 など