2月14日放送分後記

みなさま、こんにちは。
ゲストに俳優の田中 健さんをお迎えした
1回目の放送はいかがだったでしょうか?

福岡県筑後市のお茶農家のご出身の田中さん。
4世代12人という大家族!
小学生の頃から、家のお手伝いに明け暮れた事を
回想する田中さんの表情はとても幸せそうでした。

でもやっぱりそこは男の子。
高校に入るとグループサウンズに憧れてバンドを
始めた田中さん。
「ちゃんとした職業に就いてほしい」
と常々おっしゃっていたお母様の反対を押し切り、
卒業と同時に博多に出て、バンド活動を開始して
芸能界にスカウトされます。

そして、芸名「あおい健」としてアイドル歌手ビュー!
番組ではデビュー曲「純愛時代」をオンエアしましたが、
なぜか私、この曲を聴いた記憶がありました(笑)

「青春ソング・コレクションII」
などのコンピレーションアルバムに
「純愛時代」が入っていますので探してみてください。
若かりし日の田中健さんの甘いマスクを拝見できます。

田中1.jpg


でも、アイドル歌手としては花開かず。
博多に帰って働こうと一度は決断した田中さんですが
ひょんなことから、今度は俳優になります・・・。

当然、計り知れないご苦労があったはずなのですが、
はたから見ていると、運命に導かれるように俳優に
なられたように感じます。

まるで幸運が向こうから転がってくる
そんな気がしてなりません。
でもそれは、田中健さんがただたんに
ラッキーだったから…ではありません。

「無欲」 そして 「純粋な心」

ご自分の半生をひょうひょうとお話になる
田中さんから、こんな言葉が浮かびました。

心がきれいで、純粋な人間性だからこそ
周囲の方たちが田中さんを放っておかず、
声をかけ、助言をし、俳優という天職に
巡り合ったのではないでしょうか。

そんな田中健さんの人間性を育んだのは、
学校や塾では与えられない大家族の愛情。
お茶栽培の辛い手伝いに明け暮れる日々を
幸せそうに振り返るお顔が、家族の愛情を
たっぷりと注がれた、なによりの証でした。

さて、次回も田中健さんをお迎えします。
ケーナをご持参下さるようお願いしたので
スタジオ生演奏もあるかもしれませんよ!
どうぞお楽しみに。

2010.02.15

安藤和津 トークマルシェ

安藤和津さんがさまざまなジャンルで活躍されている方をお迎えして、その時々に興味と関心の高い話題を伺います。安藤和津さんは、エッセイストとして、二人の娘の母として、俳優・映画監督の妻として、CNNの元ニュースキャスターとして、母の介護をしてきた女性として・・・いろいろな視線で優しく面白くインタビューしています。日曜日の朝、トークのマルシェ(市場)へようこそ。


プロフィール

東京生まれ。初等科から高校まで学習院に学ぶ。
上智大学独文科卒業後、イギリスに留学。エッセイストやコメンテーターとしてテレビ番組に出演。夫は、俳優・映画監督の奥田瑛二氏。著書は『女盛りは子育て盛り-Momoko&Sakura』文化出版局、『月うさぎ』奥田瑛二絵、あすなろ書房、『あいうえお-安藤和津の主婦と生活』PHP研究所、『愛すること愛されること』講談社、『てきぱき家事絵本』小学館、『忙しママの愛情レシピ121』講談社、『愛すること愛されること』講談社<講談社文庫>、『さくらうさぎ』奥田瑛二絵、ミキハウス、『オムツをはいたママ-母との愛と格闘の日々』グラフ社、『長い散歩』学習研究社 など