2月7日放送分後記

みなさま、こんにちは!
今回は前回に引き続き、
柔道家の【古賀稔彦】さんをお招きしました。

今回は古賀さんがソウル、バルセロナ、アトランタ
と3回も続けて出場されたオリンピックの裏話から
うかがいました。

ソウルでは3回戦敗退。
この時のプレッシャーたるや私たちの想像以上!
とくに“国技”である柔道は金メダルをとって
当たり前という世界。

古賀さんはソウルでは「負けたらどうしよう…」
というネガティブな感情に支配されてしまった
そうです。

そして、負けた古賀さんを徹底的に叩くマスコミ。
さすがに最近はこういった傾向も減ってきている
と思いますが、とても悲しいことだと思います。

自暴自棄になってしまった古賀さんを救ったのが
ご両親の姿。
たまたま見ていたテレビの特集番組で
観客席に向かって頭をさげられているご両親の姿
をご覧になった古賀さんは
「一人でやっているのではない」
と気付かれたそうです。

2古賀.jpg


スポーツ選手に限ったことではないかもしれませんが
人として成長できるかどうかは、
このことに気付くことができるかどうか?ではないで
しょうか?

様々な人に後押しされて今の自分がある。

古賀さんもコーチとして谷本歩実選手の
金メダルに尽力されて、
「人を後押しできた喜びを知りました」
とおっしゃっていました。

惜しみないサポートをしてくれたご両親と
同じような体験を古賀さんもされたのだと
思います。

そして、古賀さんが開いている町道場
「古賀塾」は、
柔道の技だけではなく、心の教育に力を
入れられています。

道場の生徒の皆さんも柔道とは縁遠い
ようなお子さんが多いんだとか。
とても素晴らしい活動だと思います。

ところで、古賀さんの3人のお子さん
(2人の息子さんと娘さん)も
古賀塾で柔道を習っているそうで、
かなり「強い」と熱弁をふるう古賀さんの
親バカぶりは、とっても微笑ましかったですよ!
(※ちなみにご長男は小学生の部で全国優勝!)

10年後、もしかしたら「古賀3兄弟」が
オリンピックをにぎわすかもしれませんね・・・。

さて、次回は【俳優の田中健】さんをお迎えします。
どうぞお楽しみに!

2010.02.08

安藤和津 トークマルシェ

安藤和津さんがさまざまなジャンルで活躍されている方をお迎えして、その時々に興味と関心の高い話題を伺います。安藤和津さんは、エッセイストとして、二人の娘の母として、俳優・映画監督の妻として、CNNの元ニュースキャスターとして、母の介護をしてきた女性として・・・いろいろな視線で優しく面白くインタビューしています。日曜日の朝、トークのマルシェ(市場)へようこそ。


プロフィール

東京生まれ。初等科から高校まで学習院に学ぶ。
上智大学独文科卒業後、イギリスに留学。エッセイストやコメンテーターとしてテレビ番組に出演。夫は、俳優・映画監督の奥田瑛二氏。著書は『女盛りは子育て盛り-Momoko&Sakura』文化出版局、『月うさぎ』奥田瑛二絵、あすなろ書房、『あいうえお-安藤和津の主婦と生活』PHP研究所、『愛すること愛されること』講談社、『てきぱき家事絵本』小学館、『忙しママの愛情レシピ121』講談社、『愛すること愛されること』講談社<講談社文庫>、『さくらうさぎ』奥田瑛二絵、ミキハウス、『オムツをはいたママ-母との愛と格闘の日々』グラフ社、『長い散歩』学習研究社 など