9月27日放送分後記

みなさまこんにちは! 安藤和津です。
今回、マルシェにお迎えしたゲストは、
パリコレで10年も活躍した元世界的なモデルで、
還暦を迎える直前今度は歌手デビューを果たした
【秀香さん】。

私と秀香さんとは、
もう20年以上も付き合いのある大親友で、
お互いの人生の“光と影”を知りつくした仲です。
だからこそ皆さんに彼女の人生を知って頂きたく、
ずっとゲストを熱望して、
今回ようやく念願が叶いました。

1949年、東京の下町・浅草生まれの秀香さん。
今でもバリバリのトップモデルだった頃を彷彿と
させるすらりとしたなんとも羨ましい体型ですが、
若かりし頃の秀香さんには
その体型がコンプレックスでした。

何と言っても、小学6年生で既に170センチ!
そして、付けられたあだ名が、東京タワー・・・。
まだまだガラスのハートを持った10代の女の子、
そりゃ傷つくのが当たり前ですよね。

1秀香.jpg


でも、そこで塞ぎ込まなかったのが負けず嫌いの
秀香さんならでは、、、、、
そして、特に印象的だったのは、誰からも好かれ、
秀香さんとも仲良しだった女の子とのエピソード。

秀香さんが月なら、その娘は太陽のような存在で、
友達でありながら心の底では嫉妬心もありました。
そこで、秀香さんは彼女に率直に聞いたそうです。
「なんでそんなに明るくいられるの?」

秀香さんが正直に聞いたからなのでしょうね。
彼女は、自分がもらわれてきた養子であり、
そんな境遇に負けないように全てにおいて
明るくポジティブに生きていることを告白
してくれたのです。

彼女の明るさに見習おうと秀香さんも
その後、コンプレックスだった身長を
活かすお仕事、<モデル>に母親の反対を
押し切ってなっていくわけですから、
まさに人生のターニングポイント!!
本当に素晴らしい親友だと思います。

率直に聞いた秀香さん、
そして、正直に告白した親友といい
下町育ちは直球勝負なんだなぁと
改めて実感します。
(ちなみに私も下町っ子です!)

生き方、考え方に嘘がありません。
大人になればなるほど、
真っすぐ生きることは難しくなりますが、
秀香さんは今でも直球勝負です。
だからこそ、私とも“馬が合う”のだと
思います。

そして、還暦直前に歌手デビューなんて
普通なら考えもしないことを目指し、
実現してしまう秀香さんのパワーの源は
直球勝負の生き方なのでしょうね。

さて、次回も再び秀香さんをお迎えして、
さらに波乱万丈のお話をうかがいます!
どうぞお楽しみに。

2009.09.28

9月20日放送分後記

みなさま、こんにちは。今回も、前回に引き続き、
浜辺のフォークシンガー・テミヤンさんと
陸のラブハンター(私が勝手に命名!)こと
文化放送の竹内靖夫アナウンサーをお迎えしました。

2週目の今回は、竹内アナをアドバイザーに、
浜辺のフォークシンガー・テミヤンさんの私生活に
ついてたっぷり伺いました。

生まれも育ちも湘南のテミヤンさん。
現在も茅ヶ崎で暮らしながら、歌だけではなく、
料理も発表しながら生活しています。

2テミヤン.jpg


とくに私が感動したのは、テミヤンさんが命名した
「海菜(かいな)料理」。

山菜があるなら、
海の菜、「海菜」があってもいいのでは?という
発想で作られた言葉なんですが、素晴らしい命名ですね!

以前から私も、テミヤンさんと同じように、
海藻などを使った料理を家庭で作り続けています。

とくに若い人は名前も知らないような海藻などを
使った美味しい料理の数々は隠れた贅沢なグルメ。
(テミヤンさんのHPをご覧になれば海菜料理が
 出ています。是非チェックして下さい!)

生態系の保護もあるので、乱獲はできませんが、
そんな食べ方があったのか!?という発見が
出来るはずです。

何しろ海菜(かいな)という言葉の響きがいい!
字も美しいし、カイナって響きは
まるでハワイの言葉みたいじゃありません?
海と周辺の自然、そこに暮らす人々の
何気ない日常を歌っていきたいとおっしゃる
テミヤンさんならではの発見だと思います。
感心すると同時にとってもうらやましい!!

たまに家族と一緒に浜辺で“海菜”をとって
料理にしますが、また行きたくなってしまい
ました。

テミヤンさんのおかげでスタジオに潮風が
ふいたような2週間。とっても癒されました。

さて、次回は、元世界的なファッションモデルで
私の親友でもある秀香さんをお迎えします。
どうぞお楽しみに!

2009.09.21

9月13日放送分後記

みなさま、こんにちは。
今回は、浜辺のフォークシンガー・テミヤンさんと
陸のラブハンター(私が勝手に命名!)こと
文化放送の竹内靖夫アナウンサーをお迎えしました。

お2人は文化放送「電リク・ハローパーティ-」の企画で
『Happy Life Story』という素敵なアルバムを作りました。

このアルバムは、番組で募集したリスナーの皆さんの人生
を曲にしたもので、竹内アナが前々から作りたいと思って
いたことがやっと実現した作品です。

リスナーのみなさんを巻き込んで1つの作品を作り上げる。
これはリスナーとパーソナリティの距離感が近いラジオの
1つの理想的な共同作業だと思います。
1テミヤン.jpg

収録された歌詞はリスナーのみなさんのメッセージを元に
テミヤンさんが1つずつ形にしていったもの。
スタジオでも披露して下さいましたが、そこに込められた
メッセージは誰でも心にしみるものばかりです。

とくに、多くのメッセージを読む中で竹内さんが気付いた
人生の1つの真実に心打たれました。

「人は長く生きていると多くのものを失い悲しむけど、
 実は、それ以上に、与えられたものがたくさんある。
 でも、人はそれになかなか気づけないだけ・・・」

確かにそうかもしれませんね。
そして、テミヤンさんが命を吹き込んだ曲の数々は、
なんとも心地のいいものばかり。

とくにテミヤンさんの持って生まれた「声」は、
浜辺で夕焼けをみながら、潮風にのってきくと
アロマの香りのように心癒されるのではないでしょうか?

心にしみる歌声と美しいメロディ、
そして誰もが共感できる歌詞・・・。
『Happy Life Story』は
竹内アナとテミヤンさん、そしてリスナーのみなさんで
作り上げた私達への贈り物です。

さて、次回は潮風が似合うテミヤンさんの
ゆったりして贅沢な私生活にせまってみたいと思います。

2009.09.14

9月6日放送分後記

みなさま、こんにちは。今回も、前回に引き続き、
森末慎二さんをお迎えしました。

前回は、鉄棒にはまり、何度も砂を口につっこんだ
子供時代の独力での練習から、
強豪校で本格的に体操に打ち込んだ高校・大学時代の
お話を中心にうかがいました。
(様々なゲストを迎えて思うのは、頂点を極めた
アスリートの皆さんはほぼ全員、コーチなどにつく
前に独力で練習していますよね)

今回はとくにオリンピックの知られざるお話をたくさん
おしえていただきました。

2森末 .jpg


経験した方にしかわからない
“世界”というものがあるんですが、
今回はとくにそう感じました。

よく体操の鉄棒で、棒をつかみ損ねる選手がいます。
はたから見ていると、「なんで?」と思ってしまいますが
森末さんによれば、重圧の中で体が緊張していると、
指が勝手に反応し、速いタイミングでギュと指が収縮して
しまうんだそうです。
逆にちゃんと練習していたからこその反応なんだとか。

ロス五輪当時の森末さんは、
あまりの緊張で、食べ物も喉を通らず、
さらに高熱で朦朧とした状態だったそうです。

そんな状態で金銀銅メダルを
獲得するなんて何と言う精神力
改めて凄い人だと感動しました

オリンピック後、「次も目指しますか?」と
よく質問されたそうですが、
一瞬にかけて全てを犠牲にしてきた
筆舌につくせない辛かった4年間が終わった直後に、
続けられるかなんて聞かれても、
堂々と「目指します」とは答えられない!
精神的、肉体的にも限界をこえているんですよね。

スポーツを見る目、スポーツ選手を見る目を
改めて考えさせられてしまいました。

さて、次回は、
浜辺のフォークシンガー、テミヤンさん と
文化放送、竹内靖夫アナウンサー をお迎えします。

2009.09.07

安藤和津 トークマルシェ

安藤和津さんがさまざまなジャンルで活躍されている方をお迎えして、その時々に興味と関心の高い話題を伺います。安藤和津さんは、エッセイストとして、二人の娘の母として、俳優・映画監督の妻として、CNNの元ニュースキャスターとして、母の介護をしてきた女性として・・・いろいろな視線で優しく面白くインタビューしています。日曜日の朝、トークのマルシェ(市場)へようこそ。


プロフィール

東京生まれ。初等科から高校まで学習院に学ぶ。
上智大学独文科卒業後、イギリスに留学。エッセイストやコメンテーターとしてテレビ番組に出演。夫は、俳優・映画監督の奥田瑛二氏。著書は『女盛りは子育て盛り-Momoko&Sakura』文化出版局、『月うさぎ』奥田瑛二絵、あすなろ書房、『あいうえお-安藤和津の主婦と生活』PHP研究所、『愛すること愛されること』講談社、『てきぱき家事絵本』小学館、『忙しママの愛情レシピ121』講談社、『愛すること愛されること』講談社<講談社文庫>、『さくらうさぎ』奥田瑛二絵、ミキハウス、『オムツをはいたママ-母との愛と格闘の日々』グラフ社、『長い散歩』学習研究社 など