7月19日放送分後記

みなさま、こんにちは。
今回は、今年で98歳を迎えるとは思えない
アグレッシブな方をゲストにお招きしました。

そうです!みなさま ご存知の、
聖路加国際病院名誉院長・理事長であり、
いまでも現役で診察・回診を行っていらっしゃる
医師の日野原重明先生が今回のゲストです。

先生とは5年ぐらい前に、
雑誌で対談させて頂いたことがあります。

5年ぶりにお会いした先生の印象は、
みなさん、驚かないでくださいね、
5年前よりもさらにお元気になっている!!でした。

 1日野原.jpg


握手をさせていただいたんですが、
先生の握りしめる手の力強いこと、
先生の手の大きくがっしりしてあたたかいこと!?

優しい眼で見つめられながら、
この力強い手で診察されれば
患者さんの不安も和らぐのでは?と
勝手に想像してしまいました。

正直に告白しますと、
私たち夫婦そろって先生の「ファン」です。
旦那に頼まれ、
色紙に先生のサインを頂いてしまいました。
超ミーハーでごめんなさい!(笑)

お歳を召されるたびにどんどん輝きを増す
日野原先生の秘密―1週目はこの秘密の解明に
挑戦してみました。

今でこそバリバリ働いてらっしゃる先生ですが、
小学校と大学生時代に大病を患っています。

医師の道を断念しなければならない不安を抱えながら、
それでも困難を乗り越えて、目標を達成できた裏には
先生の独特な思考法があったんです。

それは、
ストレスを「悪いストレス」と「良いストレス」に
分けてとらえるという考え方です。

「悪いストレス」は、私たちがストレスと聞いて
まっさきに思い浮かべるネガティブなイメージの
いわば “普通のストレス”。これは当然いい結果を生みません。

一方、一見すると矛盾しているように聞こえる
「良いストレス」というのは、
こんなにやる仕事があるんだ!
これだけやれることがまだまだあるんだ!
とポジティブな発想に転換することで自分を奮い立たせる
“ストレス”のこと。

先生は毎日、分刻みのスケジュールをこなしていらっしゃいますが、
悪いストレスを良いストレスに変える「心のスイッチ」を
持っていらっしゃるんです。

そう言えば、バネは一度ぎゅっと押して、
ストレスをかけてこそ、勢いよく飛ぶことができますよね?

人間も同じで、悪いストレスを良いストレスに切り替える
スイッチさえもてば、日野原先生のようにいつまでも
かくしゃくとしていることができるんですね。

ホント、先生にお会いするたびに、
人生の真理について、気づかせていただいています。
やっぱり、筋金入りの日野原ファンです。
次回はさらに詳しく先生の人生哲学についてうかがいます。

2009.07.20

安藤和津 トークマルシェ

安藤和津さんがさまざまなジャンルで活躍されている方をお迎えして、その時々に興味と関心の高い話題を伺います。安藤和津さんは、エッセイストとして、二人の娘の母として、俳優・映画監督の妻として、CNNの元ニュースキャスターとして、母の介護をしてきた女性として・・・いろいろな視線で優しく面白くインタビューしています。日曜日の朝、トークのマルシェ(市場)へようこそ。


プロフィール

東京生まれ。初等科から高校まで学習院に学ぶ。
上智大学独文科卒業後、イギリスに留学。エッセイストやコメンテーターとしてテレビ番組に出演。夫は、俳優・映画監督の奥田瑛二氏。著書は『女盛りは子育て盛り-Momoko&Sakura』文化出版局、『月うさぎ』奥田瑛二絵、あすなろ書房、『あいうえお-安藤和津の主婦と生活』PHP研究所、『愛すること愛されること』講談社、『てきぱき家事絵本』小学館、『忙しママの愛情レシピ121』講談社、『愛すること愛されること』講談社<講談社文庫>、『さくらうさぎ』奥田瑛二絵、ミキハウス、『オムツをはいたママ-母との愛と格闘の日々』グラフ社、『長い散歩』学習研究社 など