6月21日放送分後記

みなさまこんちには!
今回お迎えしたお客様は、作曲家の宇崎竜童さん。
長年の謎がやっと解けました!その謎とは・・・?

かつて、あの松崎しげるさんや堀内譲さん(マーク)、
日高富明さん(トミー)が結成していた「ミルク」という
バンドがありました。(トミー、マークのお2人はその後、
この番組にお招きしたあの大野真澄さんと「ガロ」結成。)

私は彼らと仲良しで、「ミルク」の楽屋に遊びに行った時、  
マネージャーが、
「おはようございます!」
と超低音で入って来ました。

その声がえらくドスがきいていて、
スーツでビッシリと決め、髪型もキッカリ七三分けの
その外見と声のあまりの落差にビックリ!
何十年たった今でもその時のシーンを鮮明に覚えている程です。

宇崎1.jpg


驚きの出会いから数年後、2度目の衝撃はテレビ画面!!
テレビを見ていると、あのマネージャーさんらしき人が
つなぎ服にリーゼントできめて
バリバリのロックバンドで歌っているじゃないですか!?

それが「ダウンタウンブギウギバンド」。
確信はなかったのですが、歌っているのは
あの時のマネージャーさんじゃないかしら?という疑問を
ずっと抱き続けていました。

でも、宇崎さんとはそれ以来接触するタイミングがなく、
確かめることが出来なかったのですが、今回ご本人から
「そうです」というお返事をいただき、やっとく納得!

なんでも、宇崎さんの義理のお兄さんが、
音楽プロダクションをやられていて、大学を卒業した
宇崎さんは、ひょんなことからその会社へ就職。
マネージャーさんをやられていた時期があるそうなんです。

私が七三分けスーツの宇崎さん(もちろんサングラスなし)
に出会ったのはそんな時だったんですね!

その時、私を驚かせた宇崎さんのひく~い声ですが・・・、
なんと小学生時代からあまり変わっていない!
という衝撃の事実も今回明らかになりました!
ドスのきいた声のランドセル姿の小学生ですか~(笑)。
・・・なんということでしょうか!?信じられません!

そんな宇崎さんの小学生時代から大学までのお話を聞くと
“まじめで、人生、無理をしていない”という印象でした。
妙な欲もなく、流れのままに大学まで進学、そして、就職。

“流される”のではなく、やけに成熟した自己分析力で、
“無理せず流れるに乗る”というのが正しいかもしれません。

そんな宇崎さんが自分を曲げて無理をしたのが、
「ダウンタウンブギウギバンド」。
マネージャー時代のまじめできっちりした格好の姿が
宇崎さんの本当の姿。

それがつなぎ服にリーゼントですから、まさに真逆!!
昔のマネージャー時代を知る音楽業界の人たちに
バレないようにサングラスをしたという意外エピソードも
うなずけます。

いやはや、長年の謎が解明されたと思ったら、
意外なエピソードの連続で楽しい対談でした!

さてさて、次回は、宇崎さんと奥様の阿木燿子さんとの
これまた信じられない秘話をうかがいます!お楽しみに!

2009.06.22

安藤和津 トークマルシェ

安藤和津さんがさまざまなジャンルで活躍されている方をお迎えして、その時々に興味と関心の高い話題を伺います。安藤和津さんは、エッセイストとして、二人の娘の母として、俳優・映画監督の妻として、CNNの元ニュースキャスターとして、母の介護をしてきた女性として・・・いろいろな視線で優しく面白くインタビューしています。日曜日の朝、トークのマルシェ(市場)へようこそ。


プロフィール

東京生まれ。初等科から高校まで学習院に学ぶ。
上智大学独文科卒業後、イギリスに留学。エッセイストやコメンテーターとしてテレビ番組に出演。夫は、俳優・映画監督の奥田瑛二氏。著書は『女盛りは子育て盛り-Momoko&Sakura』文化出版局、『月うさぎ』奥田瑛二絵、あすなろ書房、『あいうえお-安藤和津の主婦と生活』PHP研究所、『愛すること愛されること』講談社、『てきぱき家事絵本』小学館、『忙しママの愛情レシピ121』講談社、『愛すること愛されること』講談社<講談社文庫>、『さくらうさぎ』奥田瑛二絵、ミキハウス、『オムツをはいたママ-母との愛と格闘の日々』グラフ社、『長い散歩』学習研究社 など