3月29日放送分後記

みなさま、こんにちは!

今週のゲストは、先週に引き続き、
元マラソンランナーの【有森裕子さん】でした。

今回は、有森さんの原点を探るべく、
いろいろとお話をうかがいました。

一番ビックリしたのが、
元々有森さんはそんなに体は強い方ではなかった
という意外な事実。

あまりにも何も取りえがなかった有森さんは、
偶然、陸上クラブの先生に褒められたことが
きかっけで、陸上を続ける気になったそうです。

しかも、陸上選手としては何も実績がないため、
高校の陸上部には入部を拒否された経験も!!
でも、ここで有森さんの強い精神力が発揮され、
1か月以上も粘ってやっと入部できたそうです。

2有森小.jpg

そんな有森さんが、バルセロナで銀メダル、
アトランタで銅メダルを獲得するんですから、
自分をほめたくなるのもうなずけます!!

そして、収録後にも意外なお話を聞くことが
出来ました。
「生まれ変わったらまたマラソンランナーに
なりたいですか?」

とお聞きしたところ、有森さんはきっぱりと
「ならないです」

別にマラソンが嫌いとか、そういうわけではなく、
有森さんにとって走ることは「自己表現の1つ」。
自分の表現したいことが、これまでの有森さんに
とっては偶然「走ること」だっただけで、
別の人生があったら「美術」の方面に進みたいと
おっしゃっていました。

このお話を聞いて、私はなるほどと納得。
燃え尽きて引退し、その後の人生に迷う
スポーツ選手が少なからずいる中で、
有森さんはしっかり自分の目標をさだめ、
第二の人生を走りだすことができている
わけです。

~生きることそのものが自己表現~

ふとそんな言葉を思いつきました。

さて、次回は歌手の太田裕美さんを
お迎えします。どうぞお楽しみに!

2009.03.30

3月22日放送分後記

みなさま、こんにちは!

さぁ今週のゲストは、
私がもっとも不得意とするスポーツの1つ、マラソンで
輝かしい実績を残された【有森裕子さん】でした。

実は長距離走にはトラウマがあるんです!
小さい頃に学校で先生から、
「罰として校庭3周してきなさい!」
なんて言われて以来、走ることは大の苦手!

42.195キロを何度も走り続けた有森さんは
私にとって、ほとんど人種が違うというか、
ある意味、「異星人」のような方だったんですが・・・。
1有森小.jpg

前言撤回!・・・なんてお美しい方なんでしょう?!
「ハンサムウーマン」という言葉がピッタリ。
女が女に惚れるっていうことが初めてわかりました。

そんな有森さんとお話して一番感じたことは、
精神力の強さ。

有森さんは10年以上も、
対人地雷で義手・義足の生活を余儀なくされた
カンボジアの子供たちに援助と走る喜びを知ってもらう
アンコールワット国際マラソンを続けてらしゃいます。

当初は、消極的だった現地の子供たちも
2回目からは目の色を変えて参加してきたとか?
やっぱり、スポーツには、人を元気にさせる力が
あるんですね。有森さんが、
「確かに必要なものは食料や医療でだけど、
笑顔を取り戻すためにはスポーツ」という考えには
マラソンが苦手な私でも凄く共感しました。

そういえば、私も参加している
地域の活性化のためのボランティア活動
文化戦略会議エンジン01
という集まりがあるんですが、
そこになんと有森さんは、
自分からすすんで参加して下さった
という話をうかがっていました。

普通は誘われて参加することが多いんですが、
有森さんは「文化をはぐくむ集まりなのに、
その中にスポーツが含まれないのはおかしい」
という信念のもと、やってこられたんだとか?

文化と切り離しては語れないスポーツの力を
信じている有森さんならではのエピソードだと
思いました。

※有森さんが代表を務め、カンボジア国際マラソンを
実施している「ハート・オブ・ゴールド」のHP
http://www.hofg.org/jp/index.shtml

さて、次週は有森裕子さんの原点にせまりたいと
思います。どうぞお楽しみに!!

2009.03.24

3月15日放送分後記

みなさま、こんにちは!
今回のゲストは、先週に引き続き、
私の“姐御”湯川れい子さんでした!

2週目は、湯川さんが取材された数々の
海外大物アーティストの秘話を
たっぷりと語っていただきました。

2湯川小.jpg


エルビス・プレスリー、ビートルズ、
エルトン・ジョン などなど
中々取材できないアーティストばかり。

まずビックリなのは湯川さんの行動力!
エルビスに会った時などは、
結婚祝いに何が欲しいかと聞かれ、
何と「唇にKISS!」と答えて、
ダンナさんの目の前でチュッ!
なんて乙女チックなんでしょうか?

でも、そこに湯川さんらしさが
あらわれていると思います。
モノではなく、形に残らない“キス”。
それは湯川さんだけの思い出の宝物。

音楽という形に残らないものの魅力を伝え続けている
湯川さんならではの発想じゃないですか?

そして、スターのエピソードを聞きながら思ったのは
“はかなさ”。
スターは、私たちに大きな夢を与えてくれる代わりに
自分の中の何かを失っているんだなぁ…と切なくなりました。


ともかく、いつまでも音楽にときめいている湯川さんは、
私から言うのも何ですが、本当にかわいらしい女性。

でもこれが若さの秘訣なのではないでしょうか?
私の前を歩く先輩の姿にいつも元気づけられています。

湯川さん、これからもかわいいままで、頑張って下さい!

さて、来週は
元マラソンランナーの有森裕子さんをお迎えします。

2009.03.16

3月8日放送分後記

みなさま、こんにちは!
今回のゲストは、私の“姐御”湯川れい子さん!

まずは湯川さんが音楽と出会った原点をお聞きしました。
何と言っても湯川さんのご家庭がモダンだったんだなぁ
と思います。お父様は海軍大佐。
家にはレコードがたくさんあり歌ったり踊ったりの毎日。

そんな幸福な湯川家にも、戦争の暗い影が忍びよります。
そして、湯川さんに決定的な影響を与えたお兄様のお話。
お兄様も音楽が大好きで、幼い湯川さんをおんぶしては
よく森の中で英語の歌を歌って聞かせてくれたそうです。

1湯川小.jpg


「どこの歌?」と聞くと、
お兄様は「自分で作った歌だよ」と答えましたが、
これは悲しい“嘘”。
みなさん御存じのように当時は敵国の歌ということで
米英の曲は禁止されていました。

後にわかったことは、お兄様が歌って聞かせたのは、
「Sleepy Lagoon」という名曲。
出征して戦死されたお兄様の歌を、戦後、ラジオで偶然
耳にした湯川さんは音楽にどんどんのめり込んで行きます。

湯川さんをおんぶして森の中で
禁じられていた歌を歌うお兄さん。
まるで悲しいおとぎ話のような、
でも本当にあったお話。
私、花粉症で自然と涙が出てきてしまうのですが、
このお話は心からの涙なくしては聞けませんでした。

いまだに現役で
音楽の素晴らしさを伝え続ける湯川さんはきっと、
お兄様の分も
あわせて生きていらっしゃるのではないでしょうか?

さて、次回は湯川れい子さんが取材した
海外アーティストの秘話をお聞きします。

2009.03.09

3月1日放送分後記

みなさま こんにちは~!
さあ、今回のゲストは先週に引き続き
【女優の美保純】さんでした。

何と言っても今回は
「映画を撮る話」で大盛り上がりしてしまいました。
日曜の朝からちょっとうるさかったかも?
ごめんなさいね~。

美保さんはこれまでにショートムービーを
2本完成させています。
「思ったよりも無傷」(20分)

「宙に浮いたり潜ったり」(10分)。
脚本・撮影・監督・編集すべて美保さん。

たった10分、20分と思うなかれ!
映画を製作している経験から申し上げますと
1人でこれを全部やるなんて超ハード!
映画は大好きですが、
私なんか1人では絶対にやれっこないし、
やろうなんて思いませんもの!!
女優さんというより
もはや「映像作家・美保純」ですね。

2美保純 小.jpg

でも、今回わかったんです。
美保さんはいい意味での筋金入り“オタク”なんですね。
趣味で集めているお人形さんを
スタジオにわざわざ持ってきてくれたんですが、
これがまたこりにこってるんですよ!
顔の化粧を塗りなおしたり、
頭をパカって開いて目を光るように改造したり…
改造?
・・・そうなんです!完全に男の子が好きな模型の世界!

この徹底したコダワリようは、
演技、ショートムービー、趣味などすべてに
注がれているのが凄いですね。

2週にわたって接してわかったのは、
美保さんは、どんな場所にも
きちんとした自分の立ち位置を見つけられるし、
どんな時でも男と女両方の目線で物事を
とらえることができる絶対にブレない1本の芯
がある人だということ。カッコいい~!

一緒にいるとこっちまで元気が出ちゃいます。
美保さん、今度は映画の現場でお会いしましょうね!

さて次回は、私の姐御、
作詞家・音楽評論家の湯川れい子さんをお招きします。
 どうぞお楽しみに!

2009.03.02

安藤和津 トークマルシェ

安藤和津さんがさまざまなジャンルで活躍されている方をお迎えして、その時々に興味と関心の高い話題を伺います。安藤和津さんは、エッセイストとして、二人の娘の母として、俳優・映画監督の妻として、CNNの元ニュースキャスターとして、母の介護をしてきた女性として・・・いろいろな視線で優しく面白くインタビューしています。日曜日の朝、トークのマルシェ(市場)へようこそ。


プロフィール

東京生まれ。初等科から高校まで学習院に学ぶ。
上智大学独文科卒業後、イギリスに留学。エッセイストやコメンテーターとしてテレビ番組に出演。夫は、俳優・映画監督の奥田瑛二氏。著書は『女盛りは子育て盛り-Momoko&Sakura』文化出版局、『月うさぎ』奥田瑛二絵、あすなろ書房、『あいうえお-安藤和津の主婦と生活』PHP研究所、『愛すること愛されること』講談社、『てきぱき家事絵本』小学館、『忙しママの愛情レシピ121』講談社、『愛すること愛されること』講談社<講談社文庫>、『さくらうさぎ』奥田瑛二絵、ミキハウス、『オムツをはいたママ-母との愛と格闘の日々』グラフ社、『長い散歩』学習研究社 など