11月30日放送分後記

もう数十年前になるでしょうか…。
今回のゲスト【麻丘めぐみ】さんをはじめてテレビで見たとき
“妖精”みたい…って思った記憶が今でも鮮烈に甦ります。

華奢で愛らしくて、それまでのアイドルとはちょっと違って
“品”があり、媚びてないという印象を受けたと思います。・
・・。

このニュアンスが伝わるかどうかわかりませんが、京都や金沢
あたりのご出身なのでは?と勝手に思ったりもしていました。

そんなイメージをもったまま、スタジオでお迎えした麻丘さん
・・・最初のビックリは、大阪のご出身と意外な事実!
でもお話を聞くうちに「ハハこ~ン。な~るほど」と納得。

麻丘1圧2回.JPG安藤1圧2回.JPG

次なるビックリは、実は先にデビューしていたお姉さまにくっ
付いていたら、自分の意思とは関係なくトントン拍子でご自身
のデビューが決まってしまったというエピソード。

ちなみに、お姉さまにお会いしたことがあるスタッフによると
、麻丘さんに負けず劣らずの超美人だそうですよ!

トドメのビックリはアイドル時代の麻丘さんはなんと「軟禁状
だった!これはキョーレツでした~。
事務所が悪い虫がつかないように地方公演の時は麻丘さんをホ
テルにずっと閉じ込めていたというエピソード。なんだか今と
は時代が違う!

その話をお聞きして昔の自分を思い出してしまいました。実は
10代の頃の私も母が厳しく、家に“軟禁状態”でした。

私の場合は、まるで漫画やドラマみたいに、ベッドにかつらを
かぶせたヌイグルミを寝かせ、こっそり窓から抜け出しては遊
んでいましたが・・・。

自分の意思とは関係なくデビューしてあっという間にチョー売
れっ子になってしまい、
その上アイドルのイメージを守るための厳しい管理、
こういった状況に苦しんだ麻丘さんは、21歳で電撃結婚。

関係者や家族の猛反対を押し切った強靭な意志は、“妖精”の
イメージの裏側にある“大阪の娘さん”そのものですよね!

麻丘さんご自身も「私は頑固!」とおっしゃっていました。

さて、次回は結婚後の麻丘さんのさらに波乱にとんだ人生に迫
ります!

2008.12.01

安藤和津 トークマルシェ

安藤和津さんがさまざまなジャンルで活躍されている方をお迎えして、その時々に興味と関心の高い話題を伺います。安藤和津さんは、エッセイストとして、二人の娘の母として、俳優・映画監督の妻として、CNNの元ニュースキャスターとして、母の介護をしてきた女性として・・・いろいろな視線で優しく面白くインタビューしています。日曜日の朝、トークのマルシェ(市場)へようこそ。


プロフィール

東京生まれ。初等科から高校まで学習院に学ぶ。
上智大学独文科卒業後、イギリスに留学。エッセイストやコメンテーターとしてテレビ番組に出演。夫は、俳優・映画監督の奥田瑛二氏。著書は『女盛りは子育て盛り-Momoko&Sakura』文化出版局、『月うさぎ』奥田瑛二絵、あすなろ書房、『あいうえお-安藤和津の主婦と生活』PHP研究所、『愛すること愛されること』講談社、『てきぱき家事絵本』小学館、『忙しママの愛情レシピ121』講談社、『愛すること愛されること』講談社<講談社文庫>、『さくらうさぎ』奥田瑛二絵、ミキハウス、『オムツをはいたママ-母との愛と格闘の日々』グラフ社、『長い散歩』学習研究社 など