2010年12月06日
画面越しには伝わらない
実は結構観劇が好きでして、今週は立て続けに2本観てきました。
ひとつは、ぷろだくしょんバオバブプロデュース公演「歓喜の歌」。
オムニバス形式のファミリーコメディーなのですが、こちらは事務所挙げての舞台ということで、役者さんは全員声優さん!
あまり芝居がどうの言える身ではないのですが、やっぱり今まで見てきた舞台での芝居とは少し違う気がしました。
ひとりひとり見たら気付かないのかもしれないのですが、全体的に表情やしぐさなどの体での表現があまり大げさではないというか、自然に近かったように感じました。TVドラマとの中間くらい?
どちらが正解とかはないですが、アニメの見過ぎなのか(笑)とても体になじみました。
なかなか難しいとは思いますが、こういう事務所公演みたいなのは他の事務所のも観てみたいなと思わせる良いお芝居でした。
そして、もうひとつは劇団あかぺら倶楽部公演「コミック・ポテンシャル」。
こちらもコメディーで、感情を持ったアンドロイドを描いた長編です。
演技をするアンドロイド「アクトロイド」のヒロインを演じた下田麻美さんのお芝居が・・・凄かったです。
いわゆるロボット演技ってい「ワレワレハ・・・」的な安易なやつか、人間と大差ないんですよ設定で普通に喋りますとかを想像してしまいますが、下田さんのアクトロイドはそのどちらにも寄らない絶妙なテンションで、普通に喋ってるだけでゾワッとしました。
かと思えば、設定上演技ををするロボットなので、それこそ急に七色の声と演技を使い分ける様は「どこにスイッチがあるんだろう・・・」と素人丸出しの感動をせざるを得ませんでした。
歓喜の歌を見たあとだからかもしれませんが、役者さんの演技が「おお、コレコレ!」という舞台独特のテンションで、こちらの良さも改めて感じました。
あかぺら倶楽部の舞台は初めて見せていただきましたが、どんなにシリアスなテーマを背負っていても、それを表現するシーンでも最後の一線は完全に越えずにコメディーにこだわるところが個人的に大好きです。この舞台だけだとしたら申し訳ないですが。
いやー、やっぱ生で観るお芝居って良いですねえ。
アニメばっかり見てるとたまに無性に行きたくなります。
もし食わず嫌いな方は、例えば知ってる声優さんが出てるから、なんてきっかけでもいいので是非劇場まで足を運ぶことをオススメします。
投稿者 baron : 00:31
2010年11月24日
みんなとスフィアで作る・・・
スフィア武道館ライブ、行って参りましたよ。
・・・全く番組の絡みないけどな!
なんというか、このライブは後から振り返って絶対にひとつの区切りになるんだろうな、という予感がどうしても見ておきたいという気持ちを後押ししまして、無理を言って参加させてもらいました。
いやー、行ってよかったあ・・・
個人的に感動したのは高垣さんソロの「You Raise Me Up」・・・なんというか次元の違う歌唱力で明らかに会場の空気が変わってました。
そしてアンコール前後の「Super Noisy Nova」「Future Stream」の2曲・・・会場との一体感が見ていて気持ちよかったです。
以前に「この4人でスフィアだと実感した」と書きましたが、この短い間にも目に見えて進化してる気がします。
4人連続シングルリリース、4人ともがちゃんとソロでも成功している。もちろん4人のスフィアとしての活動の上に。
分かりにくいかもしれませんが、昔は4人の輝きを集めて光っていた感じが、今はスフィアという器を4人それぞれの色の光が突き破って輝いている感じに変わったように思います。
豊崎さんが最後の挨拶で「まだここからがスタート」と仰っていました。
ライブ中のモニター越し、終演後の通路、どこで見ても笑顔のお客さんを見てると既にここまで大きな存在なのに、本当にまだまだやってくれるんだろうなと何の疑いも無くその可能性を信じられます。
来年1月にはそれぞれのソロライブがあるということで、まだまだスフィアから目が離せません!
ライブ1曲目!
この曲も聴けば聴くほど好きになります。
投稿者 baron : 05:53
2010年11月16日
あー温泉行きてぇ・・・
スーパー遅ればせながら「テルマエ・ロマエ」2巻を読み終わりました。
古代ローマの浴場建築技師が現代の日本にタイムスリップして、日本人の風呂に対するこだわりや技術に衝撃を受けては、それを持ち帰ってローマの浴場に貢献していくというお話。
1巻を読んで、「これはすぐにネタ切れだろう・・・」と失礼ながら思ってたのですが、
2巻になってより楽しさが増しているのには素直に驚きでした。
1巻では、ただただタイムスリップによる衝撃だけで面白かったのですが、そこに慣れてきた2巻では、世界史で出てきたローマ五賢帝時代の実在の人物との接触や、そもそも現代日本のオーバーテクノロジーを持ちこんでしまったらローマの他の浴場はどうなってしまうのか、など外堀のかゆいところを埋めてくれるお話が多く描かれており、物語に深みが増したような気がします。
でもまあ、深いこと考えずに、日本の銭湯や温泉にいちいち気持ちいいくらいのリアクションをとってくれるルシウスさんを見てるだけでも十分楽しめると思います。
お風呂好き、オヤジ好き、歴史好き、もちろんそうでなくても広く受け入れられる作品です。
エンターブレイン (2010-09-25)
投稿者 baron : 01:16